

イチロー
やっていることにはすべて理由がある。
よく見ていて下さい。
毎回同じように、ネクスト・バッターズ・サークルでストレッチをするのも、打席に入る前に素振りをするのは有名で、見たことがある人もいるかと思う。
ただ、それだけではない。
普通の人は意識しないような行動にまで、意味があるという。
ベンチから出るのは必ず左足からで、試合が始まってベンチから白線を超えるまでいつも「19歩」

イチロー
試合が始まって最初にグラウンドに出て行く時、自分の体調がいつもと同じかどうか少し広めのストライドを取りながら確かめている。
ヒットで出塁すると、ベース上で黒い手袋をしている人差し指をヘルメットの耳の穴に入れる。

イチロー
クリーンヒットも嬉しいけど、ピッチャー前に転がったボールが間一髪でセーフになった時は笑っちゃいたいほど嬉しい。
でも周りには敵がいる、次のプレーへの気持ちの切り替えも必要。
そのリセットのために意識的にやっていたのが無意識になったのかな。
とにかくイチローは「平常心」を大切にする。

イチロー
守備でも打席でも、いつも同じところを見て、見ている自分がいつもと同じかどうか確かめている。
劇的な場面や緊迫した場面で1番良くないのが緊張で、だからイチローは平常心を保つためにいつも同じことをしている。
無意識の行動を意識化する
例えば、曹洞宗には日常生活の綿密な規定がある。
歯の磨き方、洗面の仕方、用の足し方に至るまで。
日常の細かなことまで、意識して行動すると、自分の心と身体が整うそうだ。
日々のひとつひとつを大切に行う。
当たり前のことをいい加減にしない。
僕らが毎日無意識にやっている行動も、現実を形作る意味がある。
それを意識するかしないかで、人生は大きく変わっていく。
出来るならば、今まで無意識にやっていた自分の行動を意識化して、素敵な人生にしたいものだ。
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