グローイング・ペイン

症状の悪かったときは、ふと過去の辛い時期を思い出してしまって辛かった。

「あぁもう嫌だ・・・」「死にたい・・・」などとポロッと口をついて出て、みぞおちの辺りが締め付けられるように痛くなり、15分ほどベッドにうずくまることもあった。

何度も何度も同じ記憶に痛み、ベッドにうずくまり・・・。

やがてそれは繰り返しているうちに次第に楽になり、過去の痛みを思い出しても、まるで映画のスクリーンを観ているように客観的に流せるようになった。

過去の痛みと向き合う時期

青春期の甘酸っぱい胸がキュンとなるような痛みのことをグローイング・ペイン(glowing pain:成長痛)というそうだが、過去に痛むことも同じように成長中の痛みなんだろう。

過去にしたことは、そのときには自分なりに「これが正解」と思ってやっていることが多い。

そのことに対して痛むようになったのは、一段レベルが上がって、不調和と向き合う段階にまで精神的に成熟した証拠だろう。

過去に痛むのは辛いけど、自分のレベルが上がって、それと向き合い、次のレベルに上がるための必要な痛みなんだ。

過去の痛みを否定しない

過去を否定してしまうと、それはもっと辛くなる。

過去の自分を否定するということは、今の自分をも否定することと同義でもあるから。

 

戦うと相手は強くなり、逃げれば相手はやがてもっと大きな壁として立ちふさがる。

ただありのまま客観的に見つめることが、過去の痛みから抜けだす最良の道に思う。

 

過去への痛みを否定せず、「成長するために必要な痛み」「それだけ精神的に成熟したということ」と意識を変えると、そこからスムーズに抜け出して新しい自分になることが出来るから。

 

苦難はそれを乗り越えられる人にしかやってこない