誰にだって、スランプや低調な時期というのはある。非常に高いレベルで練習や自己管理しているプロでさえ、スランプに悩まされる時期はある。
ただ超一流になるとスランプの時期が短いそうだ。
好調な時期に抑える
好調な時期は、どこまでも進めるような気になって無理をしがちになる。でも、それはエネルギーを前倒しにして使っているだけだから、反動で辛い時間が長くなってしまう。
スランプを避けて、出来るだけ短期間で回復するためにも、好調な時期には抑えること必要になってくる。
課題の上限を決める
1日の課題を決めるのは大切なことだけど、それ以上に大切なのは、「これ以上はしない」という量まで決めることだ。
そうすることで、長い時間好調に留まれるし、反動のやる気の無さがやって来ても、脳にさほどストレスが掛かっていないので、短期間で回復する。
村上春樹
作家の村上春樹さんは、1日に原稿用紙10枚ほど執筆するそうだ。どんなに気持ちが乗ってきて、更に書きたくなっても、10枚で必ずやめるという。
長く続けるためには長距離走と一緒で、一定のペースを守ることが大切。
調子に乗ってスピードを出しすぎると、リズムが崩れてあとで息切れしてしまう。
自分なりのスランプ脱出法を見つける
「こうすれば確実にスランプから抜け出せる!」というマニュアルはない。もし、そういうものがあれば、誰もスランプに陥ることははない(笑)人によって違うから、自分なりのスランプ脱出法を見つけなければないらない。
プロ野球でいうと、王貞治はスランプになったら、いつも以上に練習をしたそうだ。
一方野村克也は、スランプのときには何をやっても無駄だからと、飲みに行ったり気分転換してスランプが過ぎ去るのを待っていたと聞いたことがある。
スランプの時期はのんびりする
統合失調症で調子の波が大きいと、スランプは尚更大きな問題となる。以前は焦りのようなものがあって、たとえ調子が悪くても気合いや根性で頑張っていた。
しかし、やりたくないときに無理をしてやっているということだから、やがて心が悲鳴をあげて、今までずっと継続出来ていたことすら出来なくなってしまうことばかりだった。
過剰なストレスで、その活動自体辞めてしまい100が0になることすらあった。
そういう経験もあって、スランプのときには1日の最低限の課題だけ済ませて、後は何もしないでのんびりすることにしている。
低調な時期にあると、それがずっと続くように感じてしまいがちだが、波があるから確実に好調な時期もやってくる。
自分なりのスランプ克服法が分かれば、次にスランプがやってきても、たやすく抜け出せるようになるから。
コメントはこちら