他人や常識と比較しない:秤は自分の中にある

他人と比較するライバル心や競争心は、ときに原動力ともなり得るが、いつも誰かと比較していると、劣等感や嫉妬心で心が休まらなくなる。

イチローの引退会見が心に残っている。

イチロー
イチロー

人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。

 

あくまでも、秤(はかり)は自分の中にある。それで、自分なりにその秤をつかいながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていく…ということを繰り返していく。

 

そうすると、いつの日か「こんな自分になっているんだ」っていう状態になって。

だから、少しずつの積み重ねでしか、自分を超えていけないというふうに思うんですよね。

 

一気に高みに行こうとすると、いまの自分の状態とギャップがありすぎて。

それは続けられないと僕は考えているので。

 

まぁ、地道に進むしかない。

進むというか、進むだけではないですね。

後退もしながら、後退しかしない時期もあると思うので。

でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。

 

でも、それが正解とは限らないんですよね。

間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。

でも、そうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。

仏教でも「他人に気を取られ、自分をおろそかにする」ことを戒めている。

イチローは、釈迦の言葉を体現しているのだなって感服した。

釈迦
釈迦

他人の過失を見るなかれ。

他人のしたことと、しなかったことを見るな。

ただ自分のしたことと、しなかったことだけを見よ。

大切なのは、他人の評価を気にせず、自分の心の状態を省みることだ。

人のことをとやかく言うのではなく、「ただ、自分がどうであるか?」を冷静に観察することで、他社との比較から生じる妬みや劣等感から逃れることが出来る。

統合失調症という「才能」

統合失調症になると、発症以前の普通に出来ていた頃をハッキリと記憶していることが多いから、何も出来ない自分に焦りがちで不安にもなる。

しかし、それは他人や常識を比較しているから生まれる負の感情だ。

僕らは能力的には千里を駆ける馬で、規格外であるだけだ💡

千里を駆ける馬を常識に当てはめようとすると、普通の馬にすら及ばないという。

秤は他人や常識ではなく、自分自身。

重たい心と身体で生きている時期は辛いかもしれないが、その時期はピラミッドの堅牢な土台を創っている時期だったり、根を下に下に張っている時期❗

やがて理想的に回復すると、常識では考えられないような高く堅牢なピラミッドを創り出すことが出来るようになるよ💕

統合失調症:僕らは規格外の才能!
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