統合失調症になる前は入浴は苦ではなかった。毎日入るのが当たり前だと思っていた。
しかし統合失調症を発症して陰性症状になると、眠っているしか出来ないからお風呂も辛くて入らない日も増えた。
そのときは入浴が当然の義務だと思ってたから
当たり前のことが出来てない・・・😢
と、凹み、罪悪感のようなものを感じていた。
北京時代
気楽に構えられるようになったのは、北京で過ごした4年間が大きい。北京には入浴施設のない建物もたくさんある。
では、どうするか?
銭湯?
いや、彼らは基本的に入らないのだ(笑)一度も入浴しないで冬を越す人も居る。夏は同じTシャツを2週間着ている人も居る。
北京オリンピックの前で、文明国に追いつこう!そのために正しいマナーで!というようなキャンペーンをやっているときに、「シャワーを週2回浴びましょう」との努力目標があった。
その背景は、乾燥しているから匂いをそれほど感じないこと、厳しい寒さと慢性的な水不足への恐怖が集合意識としてあるから、文化的な一側面で簡単に否定出来るものではない。
日本に留学経験のある知人は、笑って言っていた。
北京の人が日本人のように毎日お風呂入ってたら、1日で水不足になっちゃうよ。
生活リズムを整えるために
なぜ毎日入浴しないといけないのか?というコンセプトは良く分かってなかった。確かに正しい生活リズムを強制されて回復したという人も居るが、僕はそれはストレスが大きくて、却って症状は悪化していた。
別に人と会うこともない生活をしていれば無理して入る必要はないし、2・3日入らなかったとしても、そこまで匂うものでもない。
生活を整える意識で
生活リズムを整えるというのが目標の時期は、入浴は心のリラックスと睡眠に非常に大きな効果があると実感して毎日入れるようになった😀
スタンフォード式「最高の睡眠」
「スタンフォード式 最高の睡眠」で、1番勧められているのが、就寝の90分前にお風呂から上がることだという。身体の体温の変化で、その時間が睡眠にとってはベストだそうだ。
リラックス効果
40℃程度のぬるいお湯は、副交感神経を刺激し、血圧を下げ汗もかかず心身がリラックス状態になる。
夜にテンションが上がって眠れないような感覚があっても、ゆっくり入浴すると心が落ち着き、スッキリと入眠できる。
その人の状態にあった入浴を!
簡単に入浴出来て当たり前の時期もあるだろうし、逆に調子が悪くて長期間お風呂に入れないときもある。でも、入浴しないことに罪悪感を感じる必要はない。脳の回復のために身心ともリラックスして楽に穏やかになった方が回復が早いと実感している。
人に依っても違うだろうけど、入浴しないというのはそれほど重要な問題ではないよ。
生活リズムを整えるために入浴は最良!
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