
テンションの波が大きくて、主治医からは統合失調症というより、統合失調感情障害っぽいと言われたことがある。
確かに、テンションの高い時期には神になったかの全能感で、超越した感覚でどこまでも進める。時には寝食すら惜しむ。
ただ、そのテンションの高い時期が過ぎると、確実に鬱っぽくなって、時には2週間ほど何もしたくなることもあった。
調子の波を穏やかにするのが目標
僕が、気分が乗ったときにやる方法で今までやってきたのは、基本的に低調で、ちょっと調子が好くなって動けるようになると、出来なかった分を取り返そうという意識に他ならない。
動いているうちに脳は興奮して、陽性症状に近いようなテンションになる。
ただ、主治医から何回も言われているように、ジェットコースターも数分だから楽しいわけで、それが1時間も乗っていると辛くなる。
今になって考えると、好調なときに進めるだけ進むのではなくて、調子が悪くて何もしたくない1日を減らす方が効率的だということだ。
結局、何にしても、1日にどれだけ集中してやっても、30年ちょっとずつやっている人には勝てないように。
統合失調症は長期戦だから、まず「何もしたくない1日を減らすこと」を意識すれば良いかと思う。
そのために、僕はテンションが高いときには敢えて休んだり、頓服を飲んだりして、気分が上がりすぎないように気をつけている。
村上春樹
作家の村上春樹さんは、1日に原稿用紙10枚ほど、執筆するそうだ。どんなに気持ちが乗ってきて、更に書きたくなっても、10枚で必ずやめるという。

村上春樹
長く続けるためには長距離走と一緒で、一定のペースを守ることが大切。
調子に乗ってスピードを出しすぎると、リズムが崩れてあとで息切れしてしまう。
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