心を救うのは「愛」

半世紀にわたり死刑囚と対話を重ね、死刑執行に立ち会い続けた教誨師・渡邉普相のドキュメンタリー「教誨師」堀川惠子著を読んでいる。

教誨(きょうかい)とは、矯正施設において収容者・受刑者の徳性の育成や精神的救済を目的として行われる活動。

「死刑囚」というと、誰もが「恐ろしい人」というイメージを持っていると思う。

渡邊さんも同じで、「部屋で二人きりになって大丈夫じゃろうか」と最初はこわごわと教誨室に出掛けたそうだ。

しかし、肩透かしを喰らったように、どの死刑囚も「普通」だった。

普通どころか、優しく弱っちい人ばかり・・・。

 

死刑囚と対話を重ねているうちに渡邊さんは死刑囚にある共通点をみつけた。

ほとんどの死刑囚が何らかの形で少年時代に自殺を試みたことがあるということだ。

そして、その刃が、一瞬の怒りの感情に突き動かされ、自分から他人に向かって行き、突発的に「悪魔」になってしまったのだと。

渡邊さんは、「愛が足りんかったんじゃろうな」とおっしゃている。

 

統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 でも、リストカットなどの自傷行為が話題になることもある。

ある方は、あまりにも深くリストカットをして、血が噴き出し、気絶し、気付いたら病院のベッドにいたそうだ。

そのときに母が泣いているのを見て、それをきっかけとして、それからはリストカットをすることはなくなったそうだ。

 

統合失調症になったのは遺伝や環境などさまざまな原因があり、これだというものはない。

でも、確かに言えることは、その回復を1番助けるのは「愛」なんじゃないかなって思う。

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