
スポーツ選手でもそうだが、大きな怪我をしたら復帰まで年単位で掛かることもある。
メジャーリーグの最高の選手といわれているマイク・トラウトは2021年のシーズンに怪我をして戦列を離れた。

早く復帰したいけど、賢くならないといけない。
無理してまたなにか起こるなんてことは避けないといけない。
僕らも同じで、メンタルを酷使してしまうと回復までに年単位で掛かることもある。
メンタルは目に見えないし、夢中になっていると疲労も感じないから無理をしがちだけど、意識してペースダウンすることを考えないと脳がオーバーヒートして回復までに長い時間が掛かる。
回復までに数年単位で掛かった経験
初回の入院後
17歳ぐらいから統合失調症の前駆症状はあって、22歳のときに酷い陽性症状になってしまって医療保護入院となってしまった。
初回の入院の後は3年ほどは眠るしか出来なかった。
海外生活の疲れ
4年の海外生活では、陰性症状が酷い時期だったが何とか持ちこたえた。
海外での再発は絶対に避けないといけないと感じて、休みがあれば積極的に眠ることを意識していた。
しかし、やはり言葉も文化も食生活も違う海外では、無意識に感性のアンテナが全開だったのだろう。
日本に帰ってから、2年ほどは引きこもりのような生活になってしまった。
過信による再発
ジプレキサ(オランザピン)が自分には合っていて、「これを飲んでいれば再発はないだろう」と過信があった。
出張にも月2回ほど行っていたし、休息することを考えずにバリバリと動いていた。
疲れが取れないのに次の活動を積極的にやって、疲労が徐々に蓄積して、3度目の入院となってしまった。
その後は2年ほど心身ともに重くて、思うように活動出来なかった。
夢中になった反動
統合失調症に関するブログの活動は2012年から始めた。
それが、義務教育で精神疾患を教えて偏見を無くしてほしい の署名活動で文部科学省に提出することが出来たことで、緊張の糸がプツリと切れてしまった。
今までは自分では気付かなかったけど、謎の使命感で無理を重ねていたようだ。
夢中になっていた期間は長いから、脳が回復するためにしばらく時間が掛かりそう。
回復したからといって無理しない
回復すると、今までの分を取り戻そうと無理しがちだ。
僕はその傾向が強い💦
足を痛めたことがあるのだけど、大丈夫になったら無理をして、先生から「調子が好くなったからといって無理して・・・」とため息をつかれたことがある💨

治りかけで無理してはいけないよ💨
痛みがあるというのは、動くなという身体からのメッセージだから安静にすること。
筋トレも柔軟も完全に治ってからして下さい。
足が痛んで、トイレに行くことすら辛くなると、本当に気力が無くなる。
ちょっとした作業でも足が痛いからハードルが高くなるし、部屋も乱雑になりがち。
料理するのも苦痛で、栄養が足りなくなる😢
統合失調症で無理は禁物
統合失調症でも、ある程度回復したら仕事を始めたり、新しい何かに挑戦したくなる。
でも、今まで休んでいたのに急にフルタイムで働くなどすると、調子を崩して回復までに数年掛かる例は見飽きるぐらいに見てきた。
統合失調症になる人は基本的に、脳に負荷をかけ過ぎているのだと思う。
壊れるまで走れるというか。
自分が無理しがちということを頭に入れて、ある程度の「ゆとり」を持って活動した方が良いみたい。
回復したら、リハビリ期間を意識して、完全に回復してから行動・挑戦すること❗
心のメンテナンス
心は見えないから、なかなか優しくいたわることは難しいかもしれない。
でも、心身ともに好調でないと良い仕事は出来ない。
心が壊れてしまってからでは、遅すぎる。
常に心にゆとりをもって、自分のペースで活動すること❗❗
若いうちの不調は歳を取ったときに役立つ
一病息災という言葉がある。
若い頃に病気をしたら、体調に気を付けるようになって、それ以降は病気もせずに長生きになるってことだ。
統合失調症の陰性症状や認知機能障害が出ると、ある意味では脳も身体も老人のようになる。
でも、それって老人になったときに同じ症状が出ても、リハーサルは終えているからストレスを感じなくなるんじゃないかって思っている。
病気って悪いことばかりじゃない✨
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