僕はどちらかというと症状が重い部類に入ると思う。何度も再燃したし再発したし、措置入院もあり、3回の入院は閉鎖病棟にずっと居たし、5日間の身体拘束もあった。
生活リズムを整える意識
心は身体の一部だから、身体の状態を安定させることが、心の状態の改善にも繋がることは分かってはいる。分かってはいるけど、特に陰性症状の酷い時期は、身体の状態を安定させるというハードルの高いことは無理だった。
朝日を浴びたり、朝散歩したりすると症状が改善すると言うけども、それが出来る人ならそれほど重篤ではないと思うよ?
生活リズムを整える意識へ
長い間、生活リズムを整えようという意識はほとんどなかった。
昼夜逆転でも過眠でも、人に迷惑を掛けなければ、その方が予後が好いよ。
心身が求めているリズムということだから。
主治医のアドバイスもあって、心と身体が求める自分にとって楽な生活リズムが1番だと思っていたからだ。
確かに、乱れた生活リズムを整えるのは、どこかで我慢したり無理したりするから、やはりストレスは掛かる。
あまりにも生活リズムを整えるストレスが大きな時期は、精神の安定する生活リズムが許されるなら、その方が好いように思う。
前述の逆で、「身体は心の一部だから、心の状態を安定させることが、身体の改善にも繋がる」ことの方が多い。
ただ、統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 を始めて驚いたのは、それほど生活リズムが乱れている人は極々わずかだということだ。生活リズムが乱れていた僕にとって、統合失調症でも、ほとんどの方はキチンとした生活リズムで過ごしているのが意外だった。
スパルタな病院で、生活リズムを整えるために昼寝はおろか、ベッドに寝転ぶことも禁止されて回復したという例もあって驚いたけど、僕は「休みたいときにゆっくり休む」ことが出来るようになってから劇的に回復した。
生活リズムを整えるのはけっこうハード
統合失調症で生活リズムを整えることは、けっこうハードだ。易疲労性があったり、過敏な程繊細だから、ちょっとしたことでメンタルのバランスを崩し、結果生活リズムも容易に乱れる。
大きな調子の波に翻弄される統合失調症では、生活リズムを整えるのが難しい。普通の人が-10から+10の間で調子の波があるとすれば、僕らは-100から+100までの振れ幅があるようにも感じる。
そうなると、同じだったり似たような1日というのはなくなるし、毎日新たな課題と向かい合う必要が生まれる。
強制力があれば否応なしに生活リズムは整えざるを得ないが、全く強制力がない状態で生活リズムを整えるのは普通の人にとっても難しいのかも?
生活リズムを整えるときに意識が高いときはしばらくは保てるけど、もちろん調子の悪い日もある。
好調な時にはどこまでも進める気分になり、エネルギーを前倒しして使ってしまい、しばらくして落ち着くと今までの無理が出て何も出来ない時期がやってくる。
低調なときに、自己管理しようというのは相当にハードルが高い (^_^;
もし生活リズムを整え、自己管理をし摂生することが簡単だとしたら、皆スタイルは好いだろうし、もっと健康であるはず😅
僧侶
僧侶はすべての職業で1番平均寿命が長いそうだ。様々な要因があるのだろうけど、その1つに生活リズムがあると思う。基本的に早起きして、掃除して、朝のお勤めをして、食事は粗食で、時間通りにきっちり食べて、夜は早く寝て・・・。
そういう生活を普段からしているから、健康で長生きな人が多いのかな?
全くそれが出来ない僕みたいなのもたまに居るけどね・・・。
(;゚ロ゚)
生活リズムを整える ≓ ゴール🏁
統合失調症を抱えていながら、全く強制力のない状態で生活リズムを整えることが出来たら、もしかしたら、それだけでゴールに近いんじゃないかと思う。
僕の場合、生活リズムを整えるというのは、心が穏やかでストレスがあまりない状態で過ごさないと無理。生活リズムを整えられるということは、心身の調子の波を上手にコントロール出来ているということだ。
日常で意識しないでも生活リズムが整うようになれば、超高精密高性能エンジンを積んだ僕らは、誰にも追いつけないスピードで走り出せるようになる✨
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