1時間程度の法話をしてくれと頼まれたことがあった。布教の勉強はしていないからと丁重に断ったのだけど、
今すぐじゃない、1年あるからその間勉強して来なさい
大先輩だから渋々ではあるが話を受けることになった。1年前からそのことが気になって、関連する本を大量に購入して、自分なりには相当頑張った実感がある。
しかし、結果は大惨敗。取り敢えずノルマの1時間喋っていただけで、いびきをかいて寝ている人も居たし、2度と法話を頼まれることはないだろう😢💦
自分なりに真剣にやっているつもりではあったのだけど、心からの想いではなかったのだよね😢
漠然とやっていても身に付かない
海外に留学しても、現地にいる日本人を中心に関わっていると語学は全く修得出来なかったという話は良く聞く。
誰かの「こうすればいい」とアドバイスを受け取った通りにやったとしても、ただ漠然とやるだけで真剣にやらなかったとしたら、やりないよりはマシな程度で、ほぼ身に付かない。
想いの強さが現実化する
昔から聲明というお経を上手く称えられるようになりたいと思っていた。
元々、聲明を始めたのはお寺で聞いて、「カッコいい!」と感動したからだ。地方で全く勉強する機会に恵まれなかったから、記憶をたぐり寄せて自分なりに称えることはしていた。ちょっとかじった今は、当時相当変な唱え方してたんだなと笑ける( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \/ \
いつかは勉強したいなと思っていたら、そのチャンスがやってきて、勉強会に行って全ての講座を録音して、帰ってから編集して、時間があるときは音楽代わりにランダムで延々と聞いていた。
最初は用語すら分からずちんぷんかんぷんだったが、10年ほど経つと「あ、こういうことか!」と、少しずつ分かるところが出てきて、そのタイミングで大阪の勉強会に誘われた。
リモートでも参加出来るし、地理的な制約もなく最高峰の講義を受けられることが有難いと感謝している。先生も若くはないから元気な内に可能な限り教えて貰いたいと願っている。
心からの願いで驚くほどに真剣になったから道が開かれたのだと思う。
高校時代のバスケットボール
この心から上達したいというのは、高校の頃のバスケットボール部の頃の感覚と似ている。バスケットはめっちゃくちゃ楽しくて、時間があればずっと体育館でボールを触っていたかったし、午後の授業になるとバスケがしたくて身体がウズウズしてた。
毎日1番最初にコートに入って練習して、皆が帰った後も遅くまで1人で個人練習をしていた。高校から始めたバスケットボールだったけど、3年生の時にはチームの中心選手でキャプテンにも選ばれた。
それだけ夢中になっていたからか、ファンクラブが出来るぐらい人気があった(笑)そのときはバスケットに夢中でそんなことどうでも良かった。空を飛んでいるような感覚、ただボールに触ること、シュートが決まったときのネットの揺れるシュッという音が大好きだった。それだけ夢中になってる男子は女子にとっても魅力的に映ってたのかもな。
自然と24時間考えるようになる
野球が上手くなりたかったら野球のことを24時間考えろ!
野村監督は言っていたが、無理に考えようとしてもあまり結果は出ないみたいだ。
心から望み、本当に真剣になると自然とどうすれば上達するか、それこそ24時間考えるようになり、素晴らしいアイデアも思いついて、その真剣な姿は色々な人の目に留まり、チャンスは向こうから次々とやってくるようになる。
真剣になるということ
真剣になると、知恵も出るし、運命に導かれているかのような感覚になる。まず「想い」があり、その想いを叶えるために創意工夫や技術が磨かれ、それがやがて形になる。
真剣になるだけで上達する
真剣になり心からの想いがあると、それだけ稽古もするから上達はしやすいし、積極的に色々と情報を集めたり、行動したりも出来る。
「上達したい!」という想いが強ければ強いほど、寝ている間にもバックグラウンドで脳内回路が最適化されて、肉体も技術に耐えられるように変化している感覚になる。
それ程必死にならなくても、関わる時間が短くても劇的に能力が向上することがある。
・高校生の頃のバスケットボール
・聲明&お経の声
・書道
僕の経験では、これらのことで不思議な力で驚くほどの上達を感じた。それに関わる時間ももちろん重要だが、それ以上に大切なのは「想い」だ。「想い」が心から湧き出るものであれば、何であるにしろ願いは叶う。
統合失調症当事者Lineグループ「すきゾ!」
統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 も、あの絶望を無くしたいと心から願った結果なんだろう。
今(2024/12/22)現在254名の参加者があるし、ピアサポートグループとしては国内最大級に育った。その分管理は大変だし、ピアサポートが日本では職業として成立していない社会的な状況から、ほぼボランティアで時間とメンタルを削りながら運営している。
すきゾの!仕組みは、たくさんの知恵の結晶だと思いますよ。
私じゃ、できません。
運営に疲れて惰性で嫌々やっていた時期もあるけど、「絶望をなくしたい」というのは心からの願いだったのだろう。自分が真剣になってないと思っていただけで、実際は相当に心を寄せて真剣になって知恵も出て、賛同者も増えたということなんだろうね。
義務教育で精神疾患を教えて欲しい
統合失調症 Line家族会☆Pure Light☆ のメンバーの方が中心となって、義務教育で精神疾患を教えて偏見を無くしてほしい という署名活動も55,000筆以上を集めて文部科学省に提出することが出来た。
奇跡のような出来事だけど、これは家族や当事者の真剣な思いだからか、賛同者も協力者もドンドンと増えた。
海外時代の不思議な経験
海外時代は、天安門の前で撮影不可能と思われていた映像を撮れたし、オランダ在住のアーティストと共同制作した作品はオランダのアートマガジンに掲載されたし、ずぶの素人が映画撮影に参加したりと・・・。
今考えると、ある程度真剣に生きていたから、宇宙が味方してくれたのかもしれない。
統合失調症を希望に変える
僕が断続的ではあるけど、2012年から今までブログを更新してこれた。1番大きなモチベーションは、統合失調症という絶望はこの世に必要ない!という心からの「想い」だった。
僕自身の中では「統合失調症 = 絶望」ではなくなりつつあって、むしろ普通では学べないような大きな学びも能力も与えられて、神様から与えられた福音のようにも感じている。
次は統合失調症という純粋で繊細な才能を活かして、社会の中で活き活きと活動する人が増えるようにというのが大きな目標であり、「想い」だ。
真剣になると知恵が出る。
中途半端だと愚痴が出る。
やる気がないと言い訳が出る。
真剣になれば、道は必ず開ける!
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