
これまでの医学は、人の内面を研究対象として扱ってこなかった歴史がある。
しかし、近年では人の内面に研究分野をドンドン広げている。
アメリカでは200億円くらいかけて、2つの大学で「祈り」についての研究があるそうだ。
「祈り」が病気の治療に効果があるのではないか?という研究だ。
日本だったら、「そんなオカルトみたいなものにお金は出せません!」とでも、言われそうだけど(笑)
ウィーンにいた頃、ある音楽のコンサートに行ったことがある。
ウィーンはほとんどが熱心なクリスチャンだからか、コンサートが始まる前に、神に祈る時間があった。
皆が一斉に立ち上がり、「アーメン」と祈る。
その瞬間に、その場の空気が変わった❗
清涼な風が吹いているかのような、この場だけ浄らかになったような雰囲気を感じた。
また、人々の意識が天国に向かっているからか、上空には天国のような光り輝く世界があるということを実感したことがある。

hoshu
多くの人が捧げる「祈り」とは、これほど大きな力を持つのか!
統合失調症になって、家族と折り合いが悪い方も実際にいる。
家族に疎まれて、社会に出ることが出来ない人もいる。
そういう人は、回復が大幅に遅れてしまっている。
例えば、災害に遭われた方に何も出来ないとしても「いつも思っていますよ」という態度は、それだけで嬉しくなるそうだ。
看護するときの理想的な態度は、「早く好くなって」と、回復を「祈る」ことだと思う。
「祈り」は世界を変える程の力があるから。