昔から責任感が強かったのか、約束は絶対に守らないといけないと思っていた。他人からみると、ある種病的な責任感の強さだったかもしれない。
頼まれると断ることが出来ず、自分の体調とメンタルがボロボロになっても、約束は絶対に守っていた。
結婚式のプロモーションビデオを頼まれていた頃は、それが顕著だった。〆切は非常に短いし、一生に1度のことだから要求はドンドンと高くなる。不眠不休で徹夜で作業することも多くて、「この仕事が終わったら死んでも好いから、神様今だけ力を下さい」というテンションになることが多かった。
約束を守らないと信用がなくなるからという理由を考えたことはなくて、頼りにして頼まれたことは絶対に約束を守らないといけないと思っていたからだ。
体調やメンタルを崩して約束を守ることに価値がある?
例えば、結婚式のプロモーションビデオで限界を超えて、死んでしまったら誰が幸せになる?
約束を守るために無理をして、体調やメンタルを崩したら、回復までに酷いときには数年掛かることもあるし、回復しないことも考えられるし、それが死に至る病の原因になるかもしれない。
そういうことを考えると、健康を犠牲にして約束を守ることに価値は感じない。
無理だと思ったら、お願いを断る勇気も必要だし、途中で体調を崩しそうになったら、ドタキャンすることも自己管理のためには大切なことだ。
信用・信頼は築きなおせる
約束を守らないと信用を失う可能性もある。だけど1度なくなった信用でも時間を掛けると、再び信頼を取り戻すことは出来る。万が一体調を大きく崩したら信用を取り戻すチャンスすらなくなるかも知れない。
常に体調とメンタルを整えて、ある程度のお願いに対応出来るように心穏やかに毎日を過ごすことが、相手から信用を勝ち得るために重要なことなのだと思う。
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