
統合失調症の死亡原因で最も大きな割合を占めるのは自殺です。この問題に関する研究を再検討した報告によると、「自殺が統合失調症の早死にの原因の第1位で、その割合は10から13%」です。
「統合失調症が良くわかる本」より
一般の自殺率はおよそ1%だから、統合失調症と自殺は大きな問題となっている。
2012年からブログは書いてきたけど、希死念慮や自殺についてはほとんど書いてこなかった。
重たい話題であること、自分自身がまだまとまっていないということもある。

統合失調症になったときのあの辛さや絶望を考えると、そういう道を選ぶのも「あり」なんじゃないか?
統合失調症になって、自殺を考えなかった人っているのかな?
あの暗闇より深い闇を知っている者から言わせると「自殺は絶対にダメです」と無邪気に無責任には言えない、というのが正直な想いだ。
僕の父も統合失調症で、自死だった。
1番多感な、12歳のときに亡くなって、ショックすぎて、その後1年ほどは記憶が薄い。
自分を見失ってしまい、そのストレスが発病の一因となったことは確かだ。
30年以上の月日は流れたが、以前と比べるとだいぶマシにはなったものの、まだモヤモヤとした気持ちはなくならない。
本人は辛いだろうが、残されたものにとっても、一生に渡ってのし掛かる重い十字架となる。

残されたものがやりきれないから、自殺は出来るだけしないで下さい。
としか、いえない。
僕自身も統合失調症になって、陰性症状が辛いときには、生きること、死ぬことについて突き詰めて考えたことがある。
頭がボーッとなるまで、自分で自分の首を絞めてしまったことも何度もある。
でも、2年ほどすると、あるとき考えるのに疲れてしまって、脳の回路がシャットダウンしてしまい、それからは希死念慮すらもも感じなくなった。
その時期を乗り越えられたのは、家族の力が多きい。
父が自殺で、やりきれない想いを抱えていて、家族や周りの人が悲しみ、僕と同じような想いをして欲しくないというのが1番の理由だったと思う。
統合失調症になると、あらゆる希望を見失ってしまう人もいるかもしれない。
でも、希望を持てるような世界にするために、微力ながら、出来るだけ気分がポジティブになるブログを書いている。
統合失調症でも希望を持てる社会が来るまでがんばるよ🎵