
陰性症状の時は「何もしたくない」気分に侵される。永遠にこの時間が続くような錯覚もありがちだが、「何もしたくない」気分でも、最低限出来ることは回復と共に徐々に増えてくる。
初期の頃は睡眠に逃避していて、寝ようと思えば1日20時間以上寝ることも頻繁にあった。
それがやがて睡眠に逃避する必要がなくなり、「何もしたくない」時でも、朝晩の勤行・掃除・料理は出来るようになった。
筋トレを始めたばかりの人は、30kgのバーベルを上げられないかもしれないが、トレーニングして100kgの負荷を掛けられるようになると、どんなに調子が悪くても30kgのバーベルは軽々と上げられる。
寝て何も出来ない1日も、3年も、「何も出来ない時間を過ごした」という経験値は積み重なっていく。そう考えると、どの方向に意識が向いていても、息をしているだけでも成長していることに変わりはない。
そうやってやがて心が成長し、症状は加齢と共に回復し、最低限は徐々に上がっていく。
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