
統合失調症の症状で、なかなかやる気にならなかったり、集中力が落ちてしまったりする時期もある。そのときは何も出来ない自分に悲観的になりがちだ。
でも、その時期をポジティブに捉えるなら、コツコツと積み重ねることを学ぶのに最適な期間となる。

毎日努力するのが苦手でなかなかチャンスがこなかった頃、そんな自分を変えたくて毎日10秒全力で体を動かすってことを始めた。
30分走るとか腹筋300とかだと絶対やめちゃうから、なんでもいいから10秒鍛えるから始めた。
今では毎日3時間になった、始めてごらん。
10分できたが1年続いたら人生変わるよ。
僕の場合、楽しくて気分が乗ったら、病的な(笑)集中力で寝食を忘れることもある。だからか、基本的にコツコツ積み重ねるということは苦手なタイプだった。
夏休みの宿題は直前にならないとやらなかったし、学生時代はテスト前の一夜漬けで何とかしのいでいた。
長い間、好調な時期に進めるだけ進んで、低調な時期は何もしないというやり方でやってきた。
コツコツ積み重ねる時期
最近は毎日少しずつコツコツ積み重ねるやり方が好いのだろうなと感じるようになってきた。
陰性症状でやる気がないときでも、ぼけーっとネットサーフィンをしながら時間を潰しつつ、バックグラウンドミュージックとして録音したお経などをずっと聞いていた。
3年ほどはそこまで変化はなかったのだけど、最近は「門前の小僧習わぬ経を読む」という感じで少しずつ身についてきたことを実感出来るようになってきた。10年ほどコツコツと積み上げて少しずつ成果が出てきたということだろう。
コツコツ積み重ねて結果が出始めると、そのやり方が間違っていないことに気付く。むしろ、ウサギとカメの例えのようにのんびり着実に1歩1歩進んだ方が目的地に早く辿り着けるみたいだ。
今集中力が落ちて辛い人も、1日に最低限の課題をこなすことを続けていたら、やがては形となるときがやってくる。
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