
子どもの頃から、夢中になると驚くような集中力を発揮していた。
僕は覚えてない幼い頃なのだけど、草刈りバサミで草を刈るのが面白かったらしく、延々と草を刈っていたそうだ。
そして夕方になって、

腕が痛くて動かない・・・😢
と、泣きついたことがあると母に聞いた。
物心つかないうちから驚異的な集中力よね。
(゚Д゚)
大人になってピアノを始めたときも、起きている時間は現実逃避的にずっとピアノを弾き続けていた。
ピアノの先生は、

大人になってこんなに上達が速い人みたことない。
プロにでもなるつもり?(笑)
と、笑われたこともある。
アートフィールドにいた頃は〆切に近づくと異常なほどの集中力が発揮されて、パソコンの前に座っているだけで、神さまが自分の身体に入って動かし、何もしないでも最高の作品が出来るような不思議な体験も何回もあった。
統合失調症は前頭前野の活動亢進
岡田尊司著「統合失調症 その新たなる真実」には、統合失調症は前頭前野の過剰な活動亢進によってもたらされると紹介されている。
少し前までは、機能低下と活動性低下は同義語だと考えられていた。
ところが、近年、統合失調症の機能低下は、前頭前野の過剰な活動亢進によってもたらされていると考えられるようになっている。
つまり、頭が働きすぎることが、機能低下を引き起こしてしまうのだ。考えすぎて、結局何も考えられないというのが、統合失調症の思考回路が陥った状態なのである。
こうした状態では、過剰な活動を鎮めてほどほどに働くようにすることで、むしろ機能が回復するのである。
普通の人は、

どうやって集中力を身に付ければいいんだ・・・😢
と悩んでいる人が多いかもしれないけど、統合失調症で脳が過剰に働いている人は基本的に過集中なんだと思う。
それを意識して、あまり集中し過ぎずに日々を過ごすことが重要となる。
生活リズムを整える段階
生活リズムを整える段階に入って、過集中を上手にコントロールする必要性が分かってきた。
今までは集中しすぎて頭が疲れたら、生活リズムを整えることは一切考えずに、泥のように眠るというやり方でやってきた。
しかし、きちんと朝5時に起きて散歩もして朝食も食べて、夜は寝る90分前にお風呂から上がる、というような生活をしていると、テンションが高いときは大丈夫な日もあるが、普段は午前中で頭を使いすぎて午後からは使いものにならないことが多い💦
焦らない
「早く追いつきたい」「このままじゃダメだ」というような「焦り」に近い意識があると集中力が高いから、ずっと考え続けて却って何も考えられなくなってしまうことは多い。
そうなる前に脳をリラックスさせて休む必要がある。
焦っている時期は、朝の散歩や入浴は時間を無駄にしているように感じるかもしれないが、その時間で頭をリフレッシュさせて、全体の効率を上げることが出来る。
棋士の集中力
集中力で有名なのは将棋の棋士。
1回の対局で脳を酷使して2kgほど痩せることもあるという。
ある研究によると対局中の集中力は例えるならば、頭から水をかけても気付かないほどだという。
その将棋の世界で長い間第一人者だった羽生善治は、

散歩して公園のベンチに座り、ぼーっとして将棋のことを考えない時間を積極的にとるようにしています。
と、著書に書いていた。
羽生善治は小学生の頃は詰将棋を考えて徹夜したことが何度もあるそうだし、どちらかというと集中力がありすぎるタイプなのだろうと思う。
アーティスティックな趣味を持つ
過集中気味の人は、1日のうちでアーティスティックな趣味を持つと良いと思う。
左脳でごちゃごちゃ考えずに右脳で直感的に楽しむ時間を。
だからだろうか?
統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 には、アーティスティックな感受性が非常に高い人の割合が多い。
僕の場合は、まずピアノを弾くことにしてみようかな🎵
上達するためと考えると集中してしまうから、とりあえず子どものようにピアノと戯れる感じで。