スケジュール管理を上手にするためには、前日に翌日の課題を漠然といいからでも頭に入れておくことだという。僕は明日やることを日記に書き出して、翌日終わったら✅を入れるようにしている。
予定を立てようと思っても、最初はどれぐらい時間が掛かるか、どれほど集中力を必要とし、どれほど脳に負荷が掛かるかなどは分かりにくい。始めて間もない頃は、最低限で確実にこなせる量にしたら挫折しにくい。
バイトの経験:どれぐらいの時間で仕事が終わるか?
ちょっとだけバイトしていた時期があるのだけど、
仕事を与えられたら、どれぐらいで終わりそうか、だいたいで好いから報告してくれ。
と上、司から言われていた。だいたいの時間が分かると、次の仕事をどう回すか上司としても助かるらしい。やったことのない仕事だから最初は精度は低かったけど、経験していくうちに次第に精度も高まっていった。
今になって分かることは、「この仕事がこれぐらいで終わる」と大体分かっていれば、仕事の予定を組みやすく、仕事の効率が劇的に上がると言うことだ。そう言えば仕事が出来ない人は「やってみなきゃ分からん!」と、上司を小馬鹿にしていた(笑)
毎日の課題も同じように、時間・集中力・脳の負荷などがどれぐらい必要か分かるようになり精度が高まってくる。そうなったら毎日どれぐらいの課題をどの時間にしたら好いかも分かってくる。
焦りがなくなったら自然と最適な課題量と負荷になる
1日の課題を早い時間に済ませたら、やはり次に進みたくなる。
よし!早く終わった!
残った時間で次の仕事しよう!
しかし、次の仕事に移っても集中力はなく、それでも無理をすると脳が疲れてしまい、オーバーワークになって翌日使いものにならなかったり、しばらくその仕事はやりたくなくなることが何度もあった。どこかで、「早く普通の人に追いつきたい」という「焦り」のようなものがあったのだと思う。
しかし、このやり方ではスムーズに事が運ばないことばかり💦 上手くいかなくて何度心が折れたことか😢
日本的な考え方では仕事は美徳だから、AIやロボットの導入で同じ仕事が短時間で出来るようになったら、余った時間でもっと働くという(笑)若い頃に1日掛かった仕事が1時間で完了するような時代に、あんたら何がしたいのよw
最適な負荷量
筋トレも同じだけど、余りにも負荷を掛けすぎても、余りにも負荷が軽すぎても好くない。
理想は、ちょっとだけ努力したら達成出来る目標。最初から負荷が強すぎると長続きしない。ちょっとだけ努力するということは、ちょっとだけ成長を感じられるということでもある。
成長を感じると、やる気は次第に上がっていくし、楽しみながら長く続けることが出来る。
統合失調症になると、今までの実力が100だとすると、例えるなら-100になったかのような体感すらある。今までをハッキリと覚えているから無理しがちだけど、今の自分の能力を受け入れて、-100だったら、次は-99になることを考えて、毎日達成感と満足感を得られると回復はスムーズになる。
これ以上はやらない❗自分に最適な課題量を知る
目標は「ここまではやろう」だけじゃなく「これ以上はやらない」も決めておかなきゃダメ。仕事が出来る人は切り上げるのが上手い!
調子が悪いときでも出来るぐらいの無理のない目標設定がちょうど好いぐらいだ。1日で集中してがむしゃらに進むよりも、何もしたくない日を減らす方がずっと効率的なのだよね。
調子が好いと限界までやりたくなったり、時には限界を超えてまで仕事をしたくなる気分は好く分かる。でも風邪と一緒で風邪になりそうな時に風邪薬飲むと回復が早いし、もっと言えば風邪にならないように無理をせず体調を整えるように、限界が来るずっと前ぐらいが、ちょうど好い作業量だ。
過ぎたるは及ばざるが如し。何事もやり過ぎは良くない。自分に最適な課題量を探そう❗
村上春樹
作家の村上春樹さんは、1日に原稿用紙10枚ほど、執筆するそうだ。どんなに気持ちが乗ってきて、更に書きたくなっても、10枚で必ずやめるという。
長く続けるためには長距離走と一緒で、一定のペースを守ることが大切。
調子に乗ってスピードを出しすぎると、リズムが崩れてあとで息切れしてしまう。
結局は長く続けている奴が勝つから。
上限を決めると好いことだらけ💡
課題の上限を設けないと、時には限界を超えて120%の力で進むことも出来る。その時間だけに目を向ければこの上なく効率は良さそうに見える。でも、限界を超えると反動の疲労も-120%に振れてしまうこともあることを知らないといけない。
限界を超えた疲労というのは簡単には回復しない。そうならないためにも課題の上限を決めて、60%ぐらいの力で抑えて、決して限界を超える100%以上の課題をしないことだ。
1日のスケジュールが必要なくなる
1日の上限を決めると、時間的にもゆとりが生まれて、1日のスケジュール管理がそこまで必要なくなるのに気付いた。時間はあるから効率的に進もうとするのではなくて、気分が乗ったらやるというやり方で充分に対応出来る。
気分が乗ったときにやれば、メンタル的な負荷はあまりないし、好きなことをしていいということだから楽しく、結果効率的に課題をこなせる。
余暇で自分のしたいことを
課題量を最低限にすると、どんなに低調な日でも課題を終わらすことが出来る。それぐらいの課題量にして時間が余ったら課題の続きをするのではなく、したいことでも他の作業でも仕事でも好いから課題から離れることだ。
課題から離れている時間で頭がまとまり、制限があるからワクワク感も増し、学ぶことや仕事が毎日楽しくなっていく。
調子の好い時に無理しすぎない!
調子が好い時には早く課題が終わることもある。頭が興奮して次から次に課題をこなしたくなる気分は痛いほど分かる。
でも、好調と同時に集中力を酷使して脳に予想以上の負荷を掛けているということでもある。そのために次の仕事に移っても、後から振り返れば思った程スムーズに進まなかったことに気付く。
興奮してもストップ✋
何か良いアイデア思いついたと思っても、興奮した頭では冷静で客観的な判断がしづらい。そのまま勢いで進んでしまうと、後からたくさんの修正点を発見して最初から全部やり直しってことは今まで何度経験したことだろう😅 Orz…
頭が興奮しているときには新しいことは始めず、何か思いついても、しばらく待つ方が良い。ゆっくりと進んで頭をまとめ、企画をしっかりと練る時間があると、、興奮していたときは気付かなかった、今までにないアイデアを思いついたり、びっくりする程により良い方法が閃いたり、色々な相談を人にしながら実現までの道のりが確定されるから、結果としてより良いものが生み出される。
昔3DCGのクリエイターと知り合ったときに言われた。
パソコンの処理が速ければ速いほど好いってもんじゃないと思うよ。
処理で待っている間に考えられて、もっと素敵なものが生まれるから。
速ければ速いほど好いって訳じゃない。
焦りがない自然体が理想
焦らなくなると1日の課題量は自然と分かってくる。
これ以上進んでも効率は悪くなるとか、敢えて休むことで頭をまとめた方が好いとか、翌日はリフレッシュして更に良い仕事が出来るようになる。
午前中に終わるぐらいの課題量が最適
僕の場合は、のんびりとやって午前中に終わる程度の課題量が最適のようだ。1日の予定をキツキツにしてしまうと、調子の好い時は出来ることもあるが、低調な時期やイレギュラーなことが予定に入ったときに対応出来なくなる。
課題量を敢えて抑えると、調子の悪い日だったとしても時間は充分にあるから、時間に囚われず、やりたくなったらやれば好い。1日の中でも調子の波があり、身体と脳が楽な時間に終わらせることが出来る。
課題をこなせないと自信もやる気も失うし、好調に出来る課題量の4割ぐらいの課題量を意識している。そうすると、調子の悪いときも、予定外のことがあっても、大概はこなすことが出来て自信も生まれる。
基本、課題が終わったら遊ぶ!
1日の課題が終わったら、次の課題に移りたくなるかもしれないが、敢えて何もしないことでトータルで考えると長期間集中して効率的に課題に関わることが出来る。
基本、課題が終わったら何もせず、好きなことをして遊ぶ✨ただ、生活リズムを整えることは最優先課題だから夜更かしはしないでしっかり眠ろう💤
盤石で堅牢な基礎を創る時期
ピラミッドを作る時と同じで、いきなり頂点を積み重ねられるわけではない。まずは、基礎を固め、次に1段目を完成させて、次に2段目・・・と。
今までの自分はいきなり頂点を積み重ねようとしていた。それが無理なのは火を見るより明らか🔥猛スピードで頂点まで一気に創ったら、そりゃ速いかもしれないけど、基礎がしっかりしてなかったら簡単に崩れるよ?
何も出来ない時期は、本当に何もしていないのではない。バックグラウンドではもの凄い勢いで頭がまとまっている。ピラミッドで例えれば磐石な基礎を創っている時期で、植物で言えば下に下に根を張っている時期だ。
0じゃなかったら辿り着く
全く進まなかったら目的地に辿り着くことはない。でも進むのが0じゃなかったら時間は掛かるけど確実に目的地に近づいているし、いつかは辿り着ける。
1歩も進んでいないように感じる時期もあるかもしれないけど、毎日0じゃなかったらオッケー。何もしなくて寝て食べてるだけでも、確実に1日分の経験値は身に付くから0じゃないのだよね。
脳が回復して、環境が充分に整ったら、次は盤石な土台の上に何千年も持つ堅牢なピラミッドを組み建てられるし、根が張った分だけ大きな木に育つってことだ✨
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