
統合失調症の陽性症状では病識がないこと多い。
僕の場合、テレパシーで会話出来るようになって「神になった!」と疑わなかったし、行動も支離滅裂だったが、自分でおかしいとは気付かなかった。

自分もそうですが、統合失調症は、発症したことを自覚できない病気なので、厄介ですね。
最初に、発症した時は、職場の人が異常に気付いて、実家の親に連絡してくれて、病院へ連れて行かれて、入院して治療できましたが、2年ほど前は、再発した時は、同居していた家族も、私の行動に巻き込まれて、おかしな行動を取るようになり、発症してから3ヶ月ぐらいは、陽性症状が続いたまま妄想の世界にいて、いろいろ問題行動を起こして、家族以外の人に迷惑をかけてしまって、後悔しています。
例えば密室の中にいて、それが世界だと感じるように、病識を持つにはそれを客観的に見つめられるようにならないとなかなかそれが統合失調症の症状だとは気づけない。
最初の発症から病識が生まれたのは、入院して多少冷静になってからだった。
22歳の頃に入院したが、考えてみると高校生の頃から兆候はあったように思うが、自分では全くおかしいとは気付かなかった。
病識があると2回目以降は、「あ、これは発病する前だな」と分かるようになって、だんだんと自分のコントロールも出来るようになっていく。
統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 を2015年から運営していると、

あ、この人調子崩しているな・・・
というのが何となく感覚的に分かってくる。
急に発症するわけではなく、ゆっくりと悪化して、急に爆発する感じ。
ゆっくりと悪化しているときは、喋ることは普通だけど「あれ?テンション高いな。いつもとちょっと違うな」という違和感を受ける。
アドバイスとしては「薬飲んで早く寝て」ぐらいなのだけど、陽性症状に向かっていると、そのアドバイスを聞くことは難しい。
経験がないと周りにいる人はなかなかそれが統合失調症の陽性症状だとは気付きにくいかもしれない。
病識がないのに、どうやって医療に繋げるかが最初の関門であると思う。
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