ウキウキした気分になると、色々なことが何も考えないでもスムーズに流れる。例えば、掃除もすべき課題もストレスなしに計画なしに自然とこなせる。良いアイデアも湧いてくる!
気分が重いときには考えない!
統合失調症からの回復の過程では、陰性症状の感情鈍麻もあって、ウキウキする気分の真逆にあることが多い。

どうしよう?
何かしなきゃ!
でも、何をしよう・・・
焦りに近い感情で悶々と考えがちだ。
でも、そういうときはネガティブなエネルギーで動いているから、思考は堂々巡りで良いアイデアが生まれることはない。
基本的に、気分が重いときは最低限だけこなす。
感性のアンテナ
寝逃げするしかなかったら寝逃げして、少しゆとりがあれば、ドラマや映画を観たり、散歩に行ったりと、「今出来ることで1番気分が好くなること」を選択しつづければ好い。
そうやっていくと、感性のアンテナの感度が高まって、自分が今何をしたら気持ち良くなるかがハッキリと分かるようになってくる✨

逃避的な行動はなるべく避ける
気分が重いと、抗うつ剤・睡眠薬・お酒などに逃避しがちになる。確かにあまりにも辛いときには一時的に目を反らすことも必要な時期もある。逃避行動で一瞬は楽になるのだけど、反跳性があって効果が切れたら、更に辛くなる。
「もう無理・・・😢」というときは一時的に目を反らすことも大切かもしれないけど、それほどでもないときには逃避的な行動を避けよう。すぐには楽にならないけど、段々調子は上がっていくよ⤴
少しずつ好調に持っていく
陰性症状で絶望に近いような感情から、いきなりスイッチを入れてウキウキしようと思っても難しい。それは、山の裾にいながら、次の瞬間山頂にたどり着こうとしているのに似ている。
病状が酷いときは、躁鬱を繰り返し絶頂と絶望を1日で繰り返してしまうこともあるが、それは僕らが求めるものではない。
今が最低の状態だったら、そこからいきなり100を求めずに+1を目指すことだ。そうやって少しずつ「1歩いっぽ」進んでいくことが、遠回りのようだが王道だと思う。
ゆっくりと!
ただ、ちょっとでも動けるようになると、「焦り」や自分に対する過信から、いきなり活動を始めようとしがちだ。
でも、それは電池の切れたスマホを充電して、ようやく起動出来るだけのバッテリーでスマホ使うことに似ている。
最初は良くてもすぐにバッテリーがなくなってしまう。安心して長い時間使うには、バッテリーがフル充電されるのを待ってから、活動した方が理想的な回復曲線を得られる。
適切な食事・睡眠・生活リズムを心掛ける
長い間、統合失調症をやってきて、大切なのは当たり前のことだけど、適切な食事・睡眠・生活リズムだ。症状が酷いと、適切な食事・睡眠・生活リズムを整えるのは困難で、人に依っては相当にハードルが高い。
でも、焦らず少しずつ。
まず食事をキチンと取る。当たり前だが、食事をしっかりとると、疲労しにくくなり、活力が出る。
睡眠もしっかり眠ると、脳の疲れもストレスも軽減して、やる気が出る。
生活リズムを整えると、食事や昼夜逆転などの睡眠リズムの乱れを改善しやすくなる。
昼夜逆転は、身体にも精神にも大きな負荷を掛けてしまう。
焦らなくても大丈夫!
統合失調症は年単位で改善していくと言われている。1週間や2週間で完璧になることは、極々稀なこと。
焦って色々と活動するよりも、まずは心穏やかにウキウキした感覚になることを意識し考えて目標にすれば良い。心が整うとオートマティックに物事は理想的に進んで行く。
僕らは普通の人は経験出来ないような困難も乗り越えて、やがては普通の人ではたどり着けないようなな高みにもたどり着けることが約束されている!
そうして高いレベルで寛解し、崇高な精神性を持って時代を変えていくのが、これからの時代に於いての僕らの役割だと確信している✨
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