2017年の8月に3度目の入院をしてしまった。
きちんと服薬はしていたのだが、多忙で睡眠時間を十分に確保できなかったのが1番の原因だと思っている。
精神状態は最悪で、保護室に入ると、飛び回って頭を壁にぶつけ、流血したために、四肢拘束されることになった。
ほとんど記憶がないのだが、後で主治医に聞いたところ、5日ほどその状態だったらしい。
四肢拘束されると、もちろん起き上がれないからトイレも食事も自分では出来ない。
オムツをはめられ、食事は看護師が食べさせてくれる。
そういう極限に近いような状態をしてしまうと、本当に落ち込んだ。
退院してからもしばらくは、希死念慮が強くなったりして、絶望の淵に立っているようにも感じた。
ただ、回復すると、主薬がジプレキサからシクレストに変わったこともあり、さまざまな面で好転してきた。
あれほど悩まされていた陰性症状の重さがなくなり、日中の眠気もなくなって生活リズムも整い、頭がスッキリして、集中して1日を過ごせるようになった。
もし入院していなかったら今までどおりジプレキサを飲んでいただろうから、このような劇的な改善は感じられなかったかもしれない。
そう考えると、何がどう転ぶか分からない。
四肢拘束という貴重な経験もして、病気に対する造詣は深まったし、同じような苦しみを乗り越えた方とも共感出来るし、アドバイスも出来るようになるだろう。
人間万事塞翁が馬。
希望を見失わないでね
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