
2018年8月18日。精神科入院の男性死亡で「不適切な身体拘束」だったとして提訴されたというニュースが流れた。
石川県内の精神科病院に入院していた長男(当時40)が肺血栓塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)で死亡したのは不適切な身体拘束が原因として、両親が病院を経営する法人に約8600万円の損害賠償を求める裁判を近く金沢地裁に起こす。精神科での身体拘束をめぐっては最近、こうした訴訟が相次いでいる。
訴状によると、統合失調症との診断を受けていた長男は2016年12月6日に入院。同月20日、両親は病院から「亡くなった」と連絡を受けた。両親は死因は心不全と聞いたが、警察に連絡して司法解剖したところ、肺血栓塞栓症だった。
裁判所に証拠保全の申し立てをして入手した診療録や看護記録などによると、長男は同月14日から手足と体を拘束されていた。食事のときには一時的に腕の拘束を解かれていた。20日は午前10時に身体拘束を解除され、自らトイレに行った後、ベッドの横で倒れているのを発見された。
https://www.asahi.com/articles/ASL8F4QQZL8FUTIL01X.html?iref=comtop_list_nat_n02
身体拘束:日本の異常な実態
日本は安易に身体拘束をする土壌がある。
どうにかやって身体拘束がなくなって欲しいとは思うが、現場にいる主治医は「それ以外方法がないこともある」と嘆いていた。
身体拘束は命を守る為
僕は3回目の入院で5日の身体拘束を受けた。
それまでは、身体拘束を受けるのは状態が非常に悪い人で、自分には関係ないことだろうとどこか他人事だったが、実際に手足を縛られベッドに貼り付けられて身動きも出来ない四肢拘束を経験することとなった。
トイレにも行けないからオムツを当てられ、食事は看護師に食べさせられる。
ほぼ確実にトラウマになるレベルで、退院して冷静になると非常に落ち込み、これほどの人権侵害はあるだろうかとも感じてしまう。
主治医も「血栓が出来るのが怖い」と言っていたが、上記のニュースように、自分も運が悪かったら肺血栓塞栓(エコノミークラス症候群)で死亡した可能性もあったということだ。
退院して診察に行き、拘束の話になると、
精神科の身体拘束は社会的批判は大きいけど、しょうがないよね。暴れて自傷・他傷しているのを止めるのに、現場でやっている人間としては、それ以外の方法はないから・・・。
それに希死念慮が強い人は壁に頭をぶつけたり、頭から倒れたりして脳出血で死亡した例もあるしね・・・😢
確かに、統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 でも、保護室にいた人が床に頭を打ち付けて死亡したことがあると聞いたこともある。
僕の入院中も、相撲のぶつかり稽古のように、建物が揺れるぐらいに、壁に向かって頭を打ち付ける人もいた。
そういう人は身体拘束もやむを得ないし、入院中、看護師は、
拘束は命を守るためだよ
と言われて納得したことがある。
身体拘束については批判も多く、
これ以上の人間の尊厳を奪う処置があるのか?
と、憤りを感じていた時期もあるけど、回復した今となっては、しょうがないことだと思うし、人には出来ない経験をして、病気に対する理解もより深まったように感じている。
辛かった分、同じような経験をした人の気持ちは分かるし、これからもブログや統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 の活動を通して、楽になれる人が増えていくのじゃないかな🎵
