
葛飾北斎は6歳の頃から絵を描き始めた。
生きている間は生活に困窮することも多かったが、それでも北斎は金銭には執着せず、毎日深夜に寝つくまでひたすら絵と向かい合う生活をしていた。
75歳の時にこのような言葉を残している。
70歳以前までに描いた絵は取るに足らないもので、73歳にしてようやく動植物の骨格や出生を悟ることができた。
そして、80歳ではさらに成長し、90歳で絵の奥意を極め、100歳で神妙の域に到達し、百何十歳になれば1点1格が生きているようになるだろう。
何事も道を究めるというのは相当に長い時間が掛かるということだろう。
帯の締め方が分かるのに50年
ベテランの老僧が、
毎日締める帯だけど、朝に帯を結んで、1日中帯を直さないでも好くなるのに50年掛かった。
という金言を頂いたことがある。
帯を締めるというのは基本中の基本だが、僧侶としての身体の動きや意識が身につくまで50年掛かったということだ。
道を求めるのは焦らなくてもいい。
何か道を求めるなら、数週間単位や数年単位ではなく、数十年単位で考えよう。
例えば、「南無阿弥陀佛と唱えると極楽に行けます」という言葉を20歳の若い僧侶が言うのと、80歳のベテランの僧侶の言葉には天と地ほどの違いがあるように思う。
お坊さんは60歳になって、ようやく話がちょっとだけ出来る幼稚園児のようなものです。
と、その大先輩の僧侶は言っていた。
当時は、小僧として幼い頃からお寺で過ごしていた時代だけど、心に染み渡るのはそれほど長い年月が掛かるということだ。
僧侶も落語家も60歳で若手と呼ばれる世界だし、身につくまでは相当の時間が掛かる。
だから焦らないで全然大丈夫🎵
少しずつ自分を磨いて洗練していけば良い。
少しずつ、ほんの少しずつ、ずーっと頑張る。
それが人生、勝つ方法です。
その頑張りは、角度にしたらたったの1度です。
でも、たった1度の先は、大きく離れています。
たった1度なら、誰でも努力できるはずです 。
続けてる奴が勝ちなんだ
精神疾患で岡村隆史さんが入院していたときに、高倉健さんから励ましの言葉があったそうだ。
辞めたら辞めたで終わりだからな。
辞めたらダメだ。
何があってもやらないと。
何があってもやる。
続ける。
命あるかぎり。
辞めたらダメだ。
続いているやつが勝ちなんだ。
「才能」って同じことを何年も何十年も飽きずに同じ熱量で続けられることなんだと思う。
そのうちに自分なりのやり方が分かってきたら、爆発的に上達するときがやって来る。
それまで、投げ出さずに続けることなんだと思う。
