統合失調症?の芸能人 SEKAI NO OWARIの深瀬慧くん

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医師
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健常者の心は普通の綺麗さで汚い部分も綺麗さも普通に混ざってるけど、統合失調症から寛解した人の純粋さは病気で精製した心の綺麗さだから、普通じゃないくらい純度が高くなる。

だから生きづらくもなるけど、逆にそこが好きって人が現れる。

僕は統合失調症は繊細で純粋な「才能」だと思っているけど、最近はそういう論調の医師も増えてきているように感じる。

芸能界でいえば、統合失調症の繊細で純粋でピュアな「才能」を発揮していると僕が想っているのは、SEKAI NO OWARIというバンドの深瀬慧くんだ。

深瀬くんは、医学部を目指していたが、あるとき急に今まで覚えていたことを思い出せなくなって、パニック障害で入院したと公表している。

今まで覚えていたことを急に忘れるのは、僕も統合失調症の認知機能障害で経験している。

閉鎖病棟に入った経験があること、向精神薬を飲んでその副作用で苦労したと答えていた。

パニック障害では普通ならワイパックスなどのマイナートランキライザーしか使わないためそれほど重篤な副作用が出るとは考えにくい。

バンド名

SEKAI NO OWARIというバンド名は、あまりにもネガティブ過ぎると反対されたそうだ。

FUKASE
FUKASE

「精神病院で、俺、もう何にもなくなっちゃった。もう、生きるのをやめちゃおうかな」って思ってた時から何となく始まってる気がして……。

僕の人生の、世界の終わりだなって思ったあの瞬間から始まって、いま、僕には仲間がいる、っていう感じでつけたんですよね。 

僕も医療保護入院で保護室に入り、絶望して希望は総て無くなったと感じた。

その絶望感を否定せず、受け入れてバンド名にしている勇気を讃えたくなる。

絶対にバンド名の由来を聞かれるし、聞かれたら精神疾患で入院していたという話になるから。

陰性症状の辛さ

FUKASE
FUKASE

頑張れないって、頑張れてることより凄く苦しい。

頑張れることの方が楽。

だから近くで怠けてるように見える人のことを、怠けてるんじゃなくてサボってるんじゃなくて、戦ってるのかもしれないと思って欲しい。

頑張れなかった時期というのは統合失調症の陰性症状なんじゃないかと思う。

「銀河街の悪夢」という楽曲があるけど、これってガチのメンヘラじゃないと書けない曲だし、完璧に共感してしまう。

最後の歌詞は「強くなれ僕の同士よ」。

統合失調症だったといわれてる夏目漱石の「坊ちゃん」を読んで、「この人天才だ!」って感じたことがあるけど、FUKASEくんのこの感性も天才だと思う。

純粋で繊細な世界観

何より、彼の生み出す世界観が非常に繊細。

厨二病のようだという意見もあって非常に浅い言葉のようでもあるが、深淵を覗いた者の言葉であるようでもある。

純粋で繊細な感性が生み出した深い洞察で、一周してしまい浅い表現に感じられるのかなと思っている。

精神疾患に勇気を与えてくれている

でも、彼がパニック障害でも統合失調症でも診断名はあまり関係ない。

精神科は医師によって診断名は変わる奇妙な世界だし。

精神疾患を乗り越えて、SEKAI NO OWARIというバンド名で、仲間と一緒に楽しげにアーティスト活動をして皆に希望を与えていることが、精神疾患に苦しむ多くの人を救っている。

「強くなれ僕の同士よ」

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