統合失調症の原因:家庭環境で受けるストレス「毒親とアダルトチルドレン」

アダルト・チルドレン(Adult Children)とは、子どものころに、家庭内トラウマ(心的外傷)によって傷つき、そして大人になった人たちを指します。
子どものころの家庭の経験をひきずり、現在生きる上で支障があると思われる人たちのことです。

統合失調症などの精神疾患の原因は90%が母親の責任と言われていた時代もある。

現代は様々な要因が重なって発症すると言われているから、母親や家庭環境が発症の原因の1つと書かれているものはあまり見ない。

でも、統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 を運営して多くの当事者と関わっていると、ほぼ確実に家庭環境から受けるストレスで発症した人や、おそらく家庭環境から発症したと思われる例も多い。

統計を取っていないから分からないが「ほぼ確実に」は2割程度で「おそらく」も2割程度の印象。

最低でも、合計4割は家庭環境から受けるストレスで発症していると考えられる。

統計を取っても好いのだけど、真剣に向き合っている家族に対しては絶望的な数値が出る可能性もあるからやってない。

家族から受けるストレス

精神疾患になるのは、家族の中で1番優しい人という医師もいる。

家族のストレスを一身に受けてしまうからだそうだ。

すきゾ!で話を聞くと、聞いているのが怖くなるほど壮絶なストレスで、トラウマになっている人も多い。

厄介なのはストレスを与えている親は、ストレスを与えていると全く気付いていないことだ。

毒親の本を読むと、親も毒親に育てられて、その育て方が当たり前だったからだそうだ😢

気付いた今の世代で断ち切ろう!

僕はあまりイライラすることないのだけど、家族の方は本当に人をイライラさせるのが上手い方が多いw

実際の感想として、こういう親だから子どもが精神疾患になったのだろうなと想像出来るし、自分の親でなくて良かったと思うこと多々ある。

精神疾患になった子どもから学ぶ

子どもが精神疾患になるのは強大なストレスを与えてしまったというメッセージだと捉えて、自分を真摯に省みて、精神的に成長し、意識や行動を変えられる親だったら予後は良い。

家は、僕が海外に飛び出して、母と兄の意識が変わったのが好かった。

僕が居ない間は、母は介護鬱になり、兄は尿路結石・顔面麻痺・中心性網膜炎などの病気になり、僕が居るだけで潤滑油になると気付いて、それからはモラハラ・パワハラはなく、今は3人とも交互に旅行に行ったりと、自由な生活を楽しんでいる。

精神的に皆向上したのだよね✨

でも、「喧嘩しているだけで、モラハラ・パワハラじゃない❗」とか「日本では生涯のうちに5人に1人は何らかの精神疾患になるから、親の責任はない」などと開き直ってしまうと、子どもに同じようなストレスを与え続けるということだから、回復は困難を極める。

どんなに統合失調症について勉強しても、親子の対話など小手先のテクニックを身に付けたとしても、本質が変わっていなければ、何も変わらない。

統合失調症は当事者も苦しいが、家族もキツい。

でも、当事者だけでなくストレスを与えた側も精神的に劇的に成長する機会を与えられたということだから、真摯に成長してもらいたいと思うよ。

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