
ある初老の女性が、車の下に潜って車を整備している息子のことを見ていた。
整備している途中で、車のジャッキがトラブルで、このままでは息子が車に押し潰されてしまう状況になったという。
その初老の女性は驚いて、我を失って子供を救おうと、車を持ち上げて息子を救ったそうだ。
いわゆる火事場のクソ力というもので、人間の潜在能力はそれほど凄いという話だ。
潜在的には、それほどの筋力はあるのだけど、普段はそれを使うことが出来ない。
日常的に100%の筋力を使ってしまうと、身体が持たないからだ。
普段は潜在能力の20%ぐらいしか使っていないが、筋トレなどでがんばると、潜在能力に近い程の筋力を発揮出来るようになるそうだ。
ただ、長期間に渡って激しいトレーニングをしなければならないけれど。
統合失調症という才能の解放
統合失調症には、情報のフィルター機能が上手く働かないという説がある。
普通の人は、自分に必要な情報だけフィルターを通して入って来て、不必要な情報は入ってこないようになっている。
統合失調症では、そのフィルター機能にトラブルがあって、必要な情報だけでなく不必要な情報まで取り入れてしまい、それが脳の暴走に繋がるという説だ。
生命の危機で開かれる能力
僕の場合は、大学生の頃「眠らずに勉強し続ければ最高じゃん❗」と、眠らずに勉強し続けた。
5日徹夜したら、限界が来たのか、統合失調症の陽性症状が発症した。
今考えると、生命の危険を感じて、脳の火事場のクソ力が開かれたのだと思う。
情報のフィルター機能を停止して、生存するために、ありとあらゆる情報を取り入れて少しでも生存率を高める、脳の自己防衛のようなものだ。
普通の生活では、まず感じることのない脳の覚醒感。
ある意味では脳の火事場のクソ力であるし、才能が開かれた瞬間でもある。
情報過多になりがち
現代は、過去の歴史に無い程に情報に溢れている。
平安時代の一生以上、江戸時代の一年以上を、1日で得るという。
人間の本能として、情報を求めるという習性があるからか、どんどんと新しい情報を取り入れがちだ。
ただ、統合失調症では不必要な情報までフィルターを通さずにやってくるから、情報を取り入れないことや情報の取捨選択は絶対に必要になってくる。
そうじゃないと脳の機能が追いつかない。
天才藤井聡太
将棋界の天才藤井聡太について、ベテラン棋士が分析していた。

今はパソコンやスマホがあるから、対局をライブで見ることが出来る。
でも、私たちの世代は、棋譜を見ようとしたら将棋会館に申請をし、郵送で手に入れるまで1カ月はかかっていましたよ。
これだけ研究環境が整ったら、若い棋士の棋風が洗練されていくのは当たり前でしょうね。
得られる情報量が増える。
すると、それが必要な情報かどうか、取捨選択する能力が必要になるのですが、彼はそれが高いのでしょう。
だからこそ、今の成績が残せているはず。

脳力は解放したままで情報収集
せっかく開かれた脳力を閉じて、普通になろうとするのは、僕らの脳力に追いついた環境がある現代ではもったいないような気がしている。
これだけ情報が溢れた時代と言っても、普通の人は自分のみたいものしか見ないから情報処理に関しては旧来以前とさほど変わりはない。
僕らは高すぎる脳力があるから、新しい時代の新しい情報処理能力で、幸せな時代を創っていく責務がある。


コメントはこちら