統合失調症と掃除・整理整頓:まず1つの場所から

陰性症状や認知機能障害が酷くなると、掃除や整理整頓が出来なくなることもある。

ちょっとした整理整頓をしようと思っても、ストレスが大きすぎて、机の上はドンドン書類が積み重なってしまい、部屋は埃まみれの汚部屋になる・・・。

職人の世界では「掃除が出来て一人前」という言葉があるぐらいだから、掃除や整理整頓はそれだけ難しく、かつ重要なことだということだろう。

足の痛みで掃除が出来なかった時期

ある程度症状が改善されたら、掃除・整理整頓は自然と出来るようになった。

足を痛めて杖をつきながらじゃないと歩けなくなった時期があるのだけど、その時は立つのすら億劫だったから、机の上は壊滅的に散乱してた。

統合失調症では脳が、足が痛くて歩けないレベルの苦痛を感じていて、だから掃除や整理整頓が出来ないのだろうな。

整理整頓・掃除してない部屋はストレスとなる

ウィーンのアシスタント時代

逆にウィーンでアーティストのアシスタントをしていたから、彼の部屋の汚さに驚愕した。

まず、捨てることを知らない。

いつか必要となるからと、すべてを保存している感じだった。

重要な書類などを探すことになると、「どこかにあるから頑張って探そう!」と何日も探す羽目になったり。

あまりにも酷かったので、アシスタントとして部屋の掃除から始めた。

大変な仕事だったが、きちんと整理整頓すると、必要なモノは簡単に見つけられるし、作業の効率も上がって、効果大だった。

またモノが少ないと探す必要がなくなる。

だって、もともとないのだから(笑)

100歳のおばあちゃんの家

ウィーンで生活をしているときに、隣に100歳のおばあちゃんが一人暮らしをしていた。

家に招かれて行くと、まぁモノがなく、掃除もびっくりするぐらい行き届いている。

今までに見た家の中では1番綺麗だった。

モノがないと、余計なストレスを感じないから長生きになるのかなと感じたことがある。

掃除・整理整頓は少しずつ

状態が好くなって少しずつ動けるようになって、掃除や整理整頓しようという気分になったら、いきなり完璧を求めるのではなくて、少しずつやっていけば好いと思う。

完璧主義が強い人ほど部屋が乱雑になる傾向があるという。

完璧を求めると、「完璧にするのは無理じゃん💦」ってやる前から諦めてしまうからだって(笑)

まずは1つの場所から

僕の場合は、部屋が乱雑になっても、机の上だけは何も置かないようにしている。

そうすると仕事の効率が劇的に上がる。

そして、机の整理整頓・掃除が出来るようになったら、次の区画に移ればいい。

少しずつね

整理整頓は「これは必要なモノか」「どこに収納しようか?」など判断の連続で、けっこう頭を使う。

毎日10分がキツかったら、毎日1分でも好い。

時間を掛けて少しずつ。

それだけでも段々とキレイに効率的になるし、スッキリした環境はスッキリとした気分にも繋がりやすい。

武井壮
武井壮

毎日努力するのが苦手でなかなかチャンスがこなかった頃、そんな自分を変えたくて毎日10秒全力で体を動かすってことを始めた。

30分走るとか腹筋300とかだと絶対やめちゃうから、なんでもいいから10秒鍛えるから始めた。今では毎日3時間になった、始めてごらん。

10分できたが1年続いたら人生変わるよ。

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