統合失調症の原因:脳の過覚醒

岡田尊司著「統合失調症 その新たなる真実」には、統合失調症は前頭前野の過剰な活動亢進によってもたらされると紹介されている。

少し前までは、機能低下と活動性低下は同義語だと考えられていた。

ところが、近年、統合失調症の機能低下は、前頭前野の過剰な活動充進によってもたらされていると考えられるようになっている。

つまり、頭が働きすぎることが、機能低下を引き起こしてしまうのだ。考えすぎて、結局何も考えられないというのが、統合失調症の思考回路が陥った状態なのである。

こうした状態では、過剰な活動を鎮めてほどほどに働くようにすることで、むしろ機能が回復するのである。

陽性症状の時期には、聞こえない声が聞こえたり、見えるはずのないものが見えたり、あり得ないような思考が繋がったり、被害妄想的になったり、脳が過剰な活動亢進をしているというのは分かりやすいと思う。

陰性症状の時期には、脳が全く働かないという体感があり、どうにかして脳を活性化したいと感じるものだけど、この時期も陽性症状と同じように脳が過覚醒して機能低下をもたらしているようだ。

脳の過覚醒を回復するために、自己防衛的に刺激を避けて、感情鈍麻や何もしたくない気分や過剰な睡眠に繋がってしまうのだろう。

 

回復が進むと陽性症状も陰性症状も穏やかにはなるが、普通の人と比べるとちょっとしたことで脳が過覚醒してしまう。

過剰に緊張したり、脳が疲れやすく長時間起きていることが出来なかったりと。

 

まず、統合失調症は脳の過覚醒ということを意識して、脳が過剰に働かないように意識して対応策を考えると回復はスームーズに進みやすい。

コメント