
統合失調症では痛みを感じにくくなり、そのために受診が遅れることがあると「統合失調症がよくわかる本」には書いてある。
似たような話では、「疲労」という感覚が分からなくなったりもする。
陰性症状での疲労感の麻痺
陰性症状では、「3000m級の登山後の疲労感が常にある」とも言われる。
それだけ日常から疲れていたらどうなるか?
それが当たり前で、疲労と感じなくなるのだ❗
常に睡眠に逃避したいという気分があっても、それが疲労が原因とは気付きにくい。
お酒で疲労が取れるのと似ている
お酒を飲むと1日の疲れがドッと取れるような感覚がある方もいるかもしれない。
でも、お酒を飲んで疲れが取れたというよりも、疲れを感じる神経がアルコールで麻痺しているだけ🍺
統合失調症は脳内の伝達物質の異常といわれているから、お酒を飲んだときのように疲労を感じる感覚が麻痺するのかもしれないね?
慢性的な疲労
カエルを熱いお湯に入れると普通なら死んでしまうけど、徐々に温度を上げると同じ温度でも死ぬことがないという、茹でガエルの実験がある。
僕らも慢性的に疲労を感じて、徐々に蓄積される疲労は感じにくいのかもしれない。
自分の疲労感に気付かないと、働き過ぎて過労死とかしてしまうのだろうね💦
疲労に対して鈍感になっていることを意識して、積極的に休憩することが重要だと思う。
疲労を感じるようになるとき
ある程度回復すると、集中した後などに疲労を感じるようになる。
眠くなったり、ご飯を食べると眠くなったり。
加齢の影響で症状が緩和されることと、経験でより楽な思考や行動が出来るようになって、交感神経優位から副交感神経優位に変化していくからだと思う。
疲れたら休むという当たり前のことが出来るようになって、人生がイージーモードになっていく。