
統合失調症の症状の1つに幼児退行がある。
乳幼児のように、一緒に寝たり、ずっと後をついて回ったり、お母さんがいないと不安になったりする。
幼児退行(子ども返り・幼児帰り・赤ちゃん返り)は、愛情不足ではなく、現実に行き詰って不安な自我が、自己防衛のため幼児期の自分に安心を求めて逃げ込もうとして起こる。
幼児退行(子ども返り・幼児帰り・赤ちゃん返り)の症例

うちの娘も29歳と7か月ぐらいで発症したので、アラサー娘が、半年ぐらいはバブーバブーしてました。
トイレもついてくることあるし、お風呂もドアを開けたままじゃないと不安で入れないとか。
今も、緊張感じると、(自宅内限定ですが)半分ふざけて、バブーって擬音を使ってまぎらわしてます。

数秒でも父か母の姿が見えないと不安になります。

子供返りしてしまって、添い寝してもらったり手を握ってもらったり四六時中一緒にいてもらわないといられません。
旦那さんに添い寝してもらって、トントン胸をたたいて貰わないと眠れなかったです。子どもみたいに抱きついたり、幼女みたいな喋り方したり。
テレビも、子ども番組見ていました。子ども返りしてしまって、
考えてみると、僕も幼児退行に近い不安感があった。
北京で陽性症状が再燃したときに、ルームメートがいるときにはずっと触れていて、24時間時間を共有したいと感じていて、目の届かない場所に行くと急に不安が襲ってきていた。
満足するまで安心感を感じること!
甘える保護犬
今まで酷い環境にいた保護犬が、優しい飼い主に出会い愛情を与えると、トイレのときもお風呂のときも付いて来ることが多いという。
愛情不足で、優しくしてもらいたいのだろう。
これも1つの子ども返りかもしれないと思う。
安心できる存在が大切
小さな子どものような言動をするときほど、安心できる存在が大切になる。
親からもらえるような絶対的な安心感。
統合失調症になると、相当のストレスと寂しさと不安がある。
それを理解して、「今まで辛かったね」と、愛情を満たすことが王道らしい。
添い寝や手を繋ぎ「触れる」というのは子どもの戻った時の象徴的な行為で、そういうときには恥ずかしがらずにベタベタすることで回復するそうだ。
幼児退行は良くなるとちゃんとなくなっていく。
満足するまで安心感を感じたら、心が成長してそのうちに甘える必要がなくなってくる。
なんでもはしない
子供なら大人になっていく過程だからよいが、 なんでもやって貰ったら楽だから戻れなくなってしまう。
時期が来たら、子どもが親離れするように、少しずつ自分でやることを覚えることを考えよう。
声かけはあくまで優しく「〇〇ならできるよ、ゆっくりでいいからやってみて」のように言って、 出来るだけ今までできてたことは自分でさせるようにすること。
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