
キリスト教では「複数の言語の存在は人間の倣慢に対して下された神の罰の結果である」という教義があるそうだ。

人間の言葉に触れないで育った子供が喋る言葉が神の下さった言語では無いのか?
それを実証すべく、 約800年前にローマ帝国の皇帝フリードリヒは実験が行わせたそうだ。
50人の生まれたばかりの赤ちゃんを集め、隔離実験を行うことにした。
世話をする乳母たちに、「赤ちゃんの目をみてはいけない。赤ちゃんに笑いかけてはいけない。赤ちゃんに話しかけてはいけない。赤ちゃんとスキンシップをとってはいけない。」 と命じた。
つまり、生かしておくための世話は不自由なく行うが、言葉を一切聞かせない上、愛情を与えることや、触れ合いは一切してはいけないという内容だった。
乳母たちはオムツを替え、ミルクを与え、赤ちゃんが生きるために必要なことは全ておこなった。
現代ではとても考えられない残酷な実験だけど、中世では本気だったんだろうね💦
その結果どうなったか❓
すべての赤ちゃんは1歳になる前に死亡したという。
乳幼児死亡率が高かった中世の時代であるとはいえ、この結果は異常とも言える。
神の言語云々よりも「言葉とスキンシップが命をはぐくむ」「人はやはり愛されないと生きていけない」という結果が示された。
人間にとってコミュニケーションがどれだけ大事かということが分かった。
これはきっと赤ちゃんだけではなく大人にも当てはまる。
人はきっと誰かを愛して、愛されないと生きていけない存在なんやろな。
老人ホームでも、恋愛問題のいざこざはあるし、メンヘラでも当たり前のように恋をする。
今、自分がここにこうしてあるのは、それだけでも皆から愛されている証拠なんだと思うよ💕
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