
父親が統合失調症だったから、幼い頃から精神疾患を巡る状況は肌感覚で知っている。今でも偏見はあるけど、当時と比べると無いに等しい程だ。
XなどのSNSを見ていて感じるのだけど、50代の医師でも、30年前は知っていても、50年前を肌感覚で知っている方は少ないように思う。
一言で言うと、「絶望」生きる希望は一切無く、棺桶入院と言う言葉もあって、1度精神疾患で入院したら、棺桶に入るまで出られないような空気感すらあった。
僕もその雰囲気を知っているから、自分が統合失調症になったときの絶望というのは筆舌に尽くし難い。
こういうブログや、統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 を運営しているのも、あの絶望は世界に必要ないという強烈な信念からだと思っている。作業時間も仕事並みに取られるし、時給10円以下で24時間繋がる命の電話の電話番をして、妄想的な当事者の攻撃を受けることもある。
希望の星
希望の星になれたら好いなという気分は生まれている。
統合失調症になって、それから厳しい修行を乗り越え僧侶になったこと、30代で4年の海外生活をしたことも、「勇気をもらった」とたくさんの感想を頂いた。
今は、右股関節骨頭壊死症になって、人工関節になってから、50歳で結婚して、51歳でパパになろうとしている。
これから普通に幸せになるだけで、多くの人の希望になれるんじゃないかって勝手に思って行動している、今日この頃だ。
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