
岡田尊司著「統合失調症 その新たなる真実」には、統合失調症は前頭前野の過剰な活動亢進によってもたらされると紹介されている。
少し前までは、機能低下と活動性低下は同義語だと考えられていた。
ところが、近年、統合失調症の機能低下は、前頭前野の過剰な活動亢進によってもたらされていると考えられるようになっている。
つまり、頭が働きすぎることが、機能低下を引き起こしてしまうのだ。考えすぎて、結局何も考えられないというのが、統合失調症の思考回路が陥った状態なのである。
こうした状態では、過剰な活動を鎮めてほどほどに働くようにすることで、むしろ機能が回復するのである。
情報のフィルターがあって、普通の人は無意識に自分に必要のない情報は排除できるけど、統合失調症の人はそのフィルターにが働かないので、すべての情報をとりいれてしまい脳はパンク状態になってしまう。
脳が活動しすぎて、オーバーヒートして活動停止してしまうようなイメージだ。
普通の人なら気にならない、ちょっとした問題が、本人にとっては大問題となる。
目の中に小さな埃が入ったように、過剰に反応してしまう。
統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 を運営しているのだけど、才能に溢れる人が多い。
元プロスポーツ選手も3人もいるし、頭が好い人の割合も高い。
繊細な感覚と爆発的な才能や行動力で、まだ僕らには生きづらいこの世の中でがんばって生きているような人が多い印象だ。
これほどの繊細な感覚を保っていると、現代の鈍感でがさつな社会では生きにくいこともあるだろう。
しかし、この常人には理解できないほどの繊細な感覚は、これから新しいより幸せな世界を創っていくための大きな力となると確信している。
こちらもよく読まれています🎵