
岡田尊司著「統合失調症 その新たなる真実」には、統合失調症は前頭前野の過剰な活動亢進によってもたらされると紹介されている。
少し前までは、機能低下と活動性低下は同義語だと考えられていた。
ところが、近年、統合失調症の機能低下は、前頭前野の過剰な活動亢進によってもたらされていると考えられるようになっている。
つまり、頭が働きすぎることが、機能低下を引き起こしてしまうのだ。考えすぎて、結局何も考えられないというのが、統合失調症の思考回路が陥った状態なのである。
こうした状態では、過剰な活動を鎮めてほどほどに働くようにすることで、むしろ機能が回復するのである。
集中力の低下・やる気のなさ等の症状は、機能が低下しているというよりも、脳が考え続けて、頭が疲れてしまっている状態という体感がある。
そのために、頓服でジプレキサやフルニトラゼパムを飲んだり、お酒を飲んだりすると、ボーッと脳が麻痺した感覚になってスムーズに活動が出来ることもある。
でも、これって身体にも精神にも相当悪い💦
何も考えずにリラックス出来れば好いのだろうけど、何をしていても頭は常にフル回転で休まる暇がない。
対策としては、シンプルに考え、シンプルに行動する習慣を身に付けることで、ずっと楽になるかと思う。
Simple is Best
ウィーンにいた頃は、オーストリアでは有名なEdgar Honetschläger さんのアシスタントをしていた。
彼の部屋に行って驚いた。
書類がゴミ箱のように、部屋中に散乱して足の踏み場もない程だった。

ちょっと片付けた方が好いんじゃない?

いや、書類をすべて取っておくと、探せばどこかにあるから大丈夫。
というような、コンセプトだった。
ある意味シンプルな考え方(笑)
確かに、何か必要な書類がある、というときには数日間掛けてやっと探し出すということが日常茶飯事だった。
その探す時間があまりにもストレスだったので、アシスタントとしてまず、部屋の整理整頓から始めた。
部屋は綺麗になるし、書類を探すのもスムーズになるし、無いものはないから探さないでもよいし、ストレスはかなり減った。
一方で、隣に住んでいる100歳のおばあさんの家に行くと、不要なものが全くなく、掃除も行き届いていて、テーブルの上に花が飾ってある程度だった。
物がないということは、あれこれ考える必要もないし、ストレスもないし、探す必要もないから、それが長生きの秘訣なのかなと感じたこともある。
服装へのこだわり
ウィーンで会ったあるアーティストは、いつも同じ格好をしていた。

アーティストになったときに、同じ服を20着、同じ靴を10足揃えて、一生この格好でいようと思っている。
スティーブ・ジョブズは生前、黒のタートルネックにジーンズ、足下はスニーカーというスタイルを貫いた。
アインシュタインも、毎朝何を着るかを決めるのは時間の無駄だと考え、同じスーツの別モデルを複数購入していた。
FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグも日々お決まりのグレーのTシャツや、黒のパーカー、ジーンズを身にまとっている。
決断の回数を減らすため
なぜなのか?
それは、「決断の回数を減らすため」だそうだ。
実はこれは多くの成功者が実践している。
理由を簡単に言うと、決断をすると疲れてしまうから。
小さな決断を繰り返すと、いざという時の大きな決断の正確性が下がってしまう。
それを回避するために、このような「決断の回数を減らす」努力・習慣が必要なのだそうだ。

僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけ下さないようにしている。
実はこれは多くの心理学的な理論に基づいていることで、何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ。
日々の生活の小さな物事にエネルギーを注いでしまうと、僕は自分の仕事をしていないように感じてしまう。
最高のサービスを提供して、10億人以上もの人々を繋げることこそ、僕のすべきことなんだ。ちょっとおかしく聞こえるかもしれないけど、それがぼくの理由だよ。
そういえば、イチローも朝はカレーしか食べないと話題になったこともある。
世界的に活躍している人は、それだけ脳が活性化していということだから、脳のコントロールも洗練されているということだろう。

物事はすべて、 出来るだけ単純にすべきだ。
統合失調症も脳の活動亢進に依るものだから、常識と外れていたとしても出来るだけシンプルに考え、シンプルに行動する習慣を身に付けて、脳のストレスを減らすといい。
そうすると、やがては世界的に活躍しているような人のように、思考も行動も洗練されていく❗


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