

薪割りを好む人が多いのは理解できる。
この仕事では結果がすぐ分かる。
僕は子供の頃からテストは一夜漬けだった。
新しい英語の参考書を買って、大学入試センター試験の3日で覚えたこともあった。
それである程度の成績はとれたし、そのやり方でも国立大学に合格することは出来た。
だからだろうか?
長期的に努力するのって凄く苦手。

受験は年単位の努力だからね💦
と、言われたことがあるが、当時の自分には「?」だった(笑)
若い時期に、それに気づけた人はその後の人生はスムーズに行くよね。

20代で名乗りを上げる。
30代で軍資金を貯める。
40代で一勝負かける。
50代で事業を完成させる。
60代で継承させる。
統合失調症は長期的に成長し続けられる
統合失調症になると回復は年単位、或いは数十年単位のこともある。
僕は初回入院から3年ほどは眠るしか出来なかった。
その時期が過ぎると活動出来る時間は増えたが過眠傾向で、時には昼夜逆転になることもあった。
朝は気分が重いというより鬱で、夕方まで耐えるしかなった。
初回入院から27年目だけど、最近は朝起きて1時間ぐらいすると1日何でもやれるような活力が生まれてきた。
時間は掛かるのだけど、それだけ成長できるということ✨
蜜柑のまぬけは20年
「桃栗三年柿八年」は良く聞く言葉だと思う。
それには続きがあって「桃栗三年柿八年、梅は酸い酸い十三年、梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年、蜜柑のまぬけは二十年」だそうだ。
カーネルサンダース
カーネルサンダースは65歳のときにケンタッキーフライドチキンを創業した。
営業では1009回断られて、1010回目で契約獲得。
ずっと努力して、いつ大輪の花が咲くか分からないこともある。
僧侶の修行
例えば僧侶の世界では50年間研鑽を積んでようやく一人前になるような世界だ。

毎日締める帯だけど、朝締めて夜着替えるまで帯を結びなおさなくても良くなるまで50年掛かった。
50年で学んだことを3年で出来るようになったら私たちが困ります(笑)
帯はちょっと激しく動いたら乱れるから、帯が乱れないほど自然体でいられるまでそれぐらい時間が掛かったということだろう。
僕なんかすぐ乱れる💦 (笑)

60代が1番充実してたね。
その頃は阿弥陀経の写経も1日で書けた。
祖父もそう言っていたし、僧侶は60代でようやくちょっとだけ喋れる幼稚園児のような世界だから、80代で一人前になるような努力でも好いのではないかな?
結果となるのは相当先のこと
今何かに夢中になっていたとしても、それが結果となるのは相当先のこと。
1日や2日で結果が出るはずがない。
毎日のたゆまぬ努力が必要。
すぐに結果が出ないというのも、受け入れよう✨
実らせるには時間が掛かるからね。
のんびりと実りを待つ時間も必要🕐

人間には伸びる時期があり、休止する時期があり、また伸びる時期があると思うんです。
僕にとっての20代はほんとにじっと我慢する10年間でした。
でもその時に経験したことって、あとなってずいぶん役に立っています。
加齢の利点:長期的視点で考えられるようになる
若い頃は長期的な視点で考えるのは難しいかもしれない。
でも、何十年も考えたり勉強したりすると、長期的な視点で考えることが出来るようになる。
十年後でも使える環境を整えたり、システムを整えたり出来るようになったのは、数十年試行錯誤してきた経験が大きい。
長期的に考えると不安もなくなる
何十年にも渡って好調を続けるというのは無理ゲー💦
ある程度長期的視点で考えられるようになると、不安も焦りも少なくなる。
結局、自分にとって心地よいスピードで進むことが、結果的に1番遠くまで行ける。
投資にしても自己投資にしても、1日で結果を出そうとするのは「博打」だ(笑)
10年後、20年後に花開くように、長期的な視点で少しずつ努力することも大切って最近は思うようになってきた。

「努力は一生。本番は一回。チャンスは一瞬」というストーリーが大好き。
俺は努力を一生続けているし、一回きりの本番で巡ってきた一瞬のチャンスをこれまでずっとものにしてきたから。