お笑い芸人の岡村隆史さんは、メンタルの疾患で5ヶ月仕事を休んだ期間があった。
病名は公表していなかったし、その症状から考えると自分の経験と似ていて共感することばかりで、統合失調症なんだろうなと自分では思っている。
認知機能障害

僕は半年間芸能界を休んだんですが一睡もできなくなってしまって。
全然眠れないんです。
それが何カ月も続いて、ネタハガキを選んでいる時も「あれ、これ採用やっけな、不採用やっけな?」と分からなくなり、気がついたらハガキが周りに散乱。
ファンからサインをねだられても、「えっなんやったっけ」と忘れてしまい、自分のサインすら書けなくなった。常にパニック状態。
これって統合失調症の認知機能障害だよね。
僕も陽性症状が出ているときには、バイクで帰ってポケットに鍵を入れた。
部屋のの鍵も付いていたから、取り出そうと思ったけど、「あれ?鍵どこにやったっけ?」って分からなくなって、その場で色んなところを15分ぐらい探していたことがある。
陽性症状の奇行
そのうち岡村の疲労は完全にピークに達して、奇行が目立ち始める。
「突然部屋の中をうろうろしはじめる」「まるで意味の通じない言動を繰り返す」などの症状があったそうだ。
あるとき、楽屋に矢部が戻ると岡村がテーブルの上に座り、矢部に財布の中のお金を見せて、

俺、お金ないねん。どうしたらええやろ
と騒ぎ始めたという。
それが冗談ではなく、明らかに様子がおかしいと思った相方の矢部は、岡村の目を真剣に見つめて、

岡村さん、休みましょう。
と、休養を勧めた。
しかし、絶対に休養はしないと頑なに断ったが、マネージャーの勧めもあり、検査入院して半ば強制的に休ませることになった。
陽性症状では、自分の頭の中で変な回路が繋がってしまい、他人から見ると理解できないような行動をすることもある。
陽性症状の発症

頭がパッカーンとなった。
というけど、僕が陽性症状が酷くなると、全く同じように頭がパッカーン!となった経験がある。
陰性症状
岡村さんが体調を崩していると聞いたさんまさんは、岡村さんに電話した。

大丈夫か?とにかく、笑って過ごせ!
励ましても、精神的にまいっていた岡村さんからは

笑えません。
との返答💦
統合失調症の陽性症状が治まると、その次は陰性症状の心が全く動かない時期がやってきだちだ。
そういう時期だったんじゃないかな?
精神的に洗練される
あまりにも、自分と似ていて共感出来るから、統合失調症なのではないかと自分は思っている。
、統合失調症というのは、まだ偏見があるからなかなかオープンに出来ない背景もあるのかも。
ただ、この辛い経験を経て、楽に考えられるようになったという。

一度たりとも自分がスベることが許せなかった。
自分ですべてを抱え込み、その責任を背負っていた。
それが芸人としてのプライドであり、自分の支えでもあった。
復帰して、でもスベったらどうする?って思ったけど、スベったら辞めたらええか、と思うようになって、通用しなかったら辞めたらええわと思って、やってみた。
やってみたら、あれ?なんかできたな、スベったことも気にならなくなったな。
みんなにポンコツになったって言われたけど、それがスゴい楽になって。
スベっても、俺だけのせいじゃないと思うようになって。
今までは、全部自分のせいだと思っていたけど、相方やスタッフも悪い、それを撮ろうとした技術も悪い、音声も悪い、みんなのせいにしようと思った。
統合失調症やその他の精神疾患は、無理している心と身体の自己防衛反応のようなものだと思う。
「無理しすぎだよ、休んで」という心からのメッセージ。
その辛さを乗り越えると、より洗練された精神性を得られる。
岡村隆史さんは芸人としてとても好きだから、これからも心と身体に気を配りつつ、世界に笑いを届けて欲しいな🎵



 
               
               
               
               
               
               
               
              
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