統合失調症とオープンダイアローグ

日本でもオープンダイアローグが取り上げられるようになり、対話での治療に重きを置くクリニックも出てきた。

「感じるオープンダイアローグ」という本を読むと、オープンダイアローグを始めたケロプタス病院のことが紹介してある。

日本の精神病院の状況を知っている身としては、ケロプタス病院の実績はにわかには信じがたいものだった。

ケロプダス病院では、オープンダイアローグの実践を開始してから入院病床が激減している。160床あったベッドは20床程度にまで減っていて、見学をした日はそのほとんどが空いていた。

感じるオープンダイアローグ

精神科というと隔離拘束をする部屋があるものだが、それはケロプダス病院にもあった。だが、スタッフの一人は、「この部屋が使われることはほとんどありません」と言う。どういう人が利用するのかとたずねると、「この何もない部屋にいたほうが落ち着くこともあるので」と語った。身体拘束をするのはどういうときか聞くと、「滅多にありません。アルコールや薬物の離脱症状で点滴をするためにどうしても押さえなきゃいけないときがあったかどうか。そういうときは、傍に看護師がずっと付き添います。長くて1時間くらいです。最後に身体拘束があったのがいつだったか覚えていません。

感じるオープンダイアローグ

2018/05/08の東京新聞にオープンダイアローグの記事があったので以下引用。

フィンランド発祥の精神科の治療法「オープンダイアローグ」が世界的な注目を集めている。

幻覚や妄想の症状がある統合失調症などの患者が、家族、医師、看護師らと共に対話を重ねることで回復がもたらされる-。

薬物治療中心の従来の「常識」を覆す手法だ。

日本でも対話のガイドラインが作られ、医療現場での実践が始まっている。

オープンダイアローグとは?

「開かれた対話」と訳されるオープンダイアローグは、1980年代にフィンランドのケロプダス病院で生まれた。

主に発症初期の統合失調症が治療対象。

患者側の依頼から24時間以内に医師、看護師ら専門家チームが患者や家族らとミーティングを開き、症状が改善するまで毎日のように対話をする。

この手法の導入で、同国の西ラップランド地方では統合失調症患者の入院治療期間や、服薬を必要とした患者の割合が通常の治療と比べ大幅に減少。

予後の2年間の調査でも、再発率は24%(通常治療71%)に抑えられたという。

「患者本人抜きではいかなる決定もしないというのが最も重要なルールの一つです」。

「オープンダイアローグとは何か」(医学書院)の著者で精神科医・筑波大教授の斎藤環さんは言う。

「専門家が指示し、患者が従う」といった上下関係はなく、皆が対等に発言。

幻覚や妄想も詳しく語ってもらい、質問を重ねる。専門家同士が患者について話し合い、本人や家族らが観察する「リフレクティング」という技法も取り込む。

 日本での普及に努める「オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン」は昨年、実践向けのトレーニングコースを開催した。専門誌の特集も続き、今春には「対話実践のガイドライン」をホームページで公開した。

日本での導入

日本での導入には課題も多い。

薬物治療や長期入院を中心とする従来の治療システムと対立し、保険も適用外。

即時対応や継続的な態勢づくりも困難が予想される。

ネットワークの運営委員で「みどりの杜クリニック」(東京都)の精神保健福祉士の村井美和子さんは「まずできるところから始めたい」。

すでに患者と両親、治療チーム三人の対話を緩やかなペースで続けるケースなどで効果が出ているという。

「オープンダイアローグのような対話が当たり前になれば、現代のさまざまな生きづらさが軽減されるのではないか」

うつ、引きこもり、不登校にも

オープンダイアローグは、統合失調症の治療だけでなく、引きこもりや不登校、うつ病など、多岐にわたる領域での応用が期待されている。

 3月に開かれた「関東子ども精神保健学会」の学術集会では、不登校の生徒を抱える家庭を舞台に、現役医師らが対話を行う「オープンダイアローグ劇」も上演された。

 引きこもりの治療への応用を進める筑波大教授の斎藤環さんは講演で「オープンダイアローグの基本にあるのは相手への肯定的態度。教え、導こうという発想を捨てた時、初めて被支援者は救われるという思想がある」と呼びかけた。

 通算十年にわたり引きこもっていた木村ナオヒロさん(34)は、斎藤教授の専門家チームや両親とオープンダイアローグを約半年間行い、社会参加を実現した。「私が受けたオープンダイアローグは、引きこもり当事者の主体性と自発性を回復させるものだった」と振り返っている。

Lineグループ「すきゾ!」というオープンダイアローグ

対話しつつ、統合失調症の回復を図るのは、僕が運営している統合失調症Lineグループ「すきゾ!」 にも当てはまるかも知れない。

陰性症状の方にとってはチャットしたり通話したり対話をして、「みんながんばっているから自分ももうすこしだけがんばってみようかな」という雰囲気になる。

陽性症状の方への対応は昔は上手くはいかなかったが、グループが経験を重ねることで、以前より対応出来るようになってきた。

陽性症状の前段階で睡眠不足や過剰に興奮したような状態であれば、薬を飲んだり、ゆっくり休んでとアドバイスすることが出来る。

陽性症状の再燃を抑えることが徐々に出来るようになったと感じてる。

「すきゾ!」は最先端の活動をしているね💕

統合失調症当事者Lineグループ「すきゾ!」に参加しませんか?
統合失調症の当事者(疑いでもOK)なら誰でも参加出来ます。家族の方はこのグループから独立した統合失調症 Line 家族会☆Pure Light☆へどうぞ。すきゾ!グループは、リアルな交流が盛んです。通話したり、オフ会をしたり、仲良くなった友
タイトルとURLをコピーしました