統合失調症になると、とかく生活リズムは乱れがちだ。
脳を休めるために過眠傾向になったり、刺激の少ない夜に活動して、昼夜逆転になってしまったりと。
基本的には、整った生活リズムが良いとは言うが、しかし、僕の主治医の見解は違っている。
人に迷惑を掛けないのなら、過眠も昼夜逆転も悪いものではないと思うけどね。
どちらかというと、その方が予後は好いよ。
逆に、この不安的な時期に無理をして生活リズムを整えるようとしても、ストレスを感じて無理をしてしまい、調子は悪くなりがちだ。
生活リズムを整える段階
そのうちに、回復が進んで、生活リズムを整える段階に入る。
生活リズムが整うと、回復は飛躍的に早くなるが、まだ脳が休まないといけない時期には、そこまで生活リズムを整えることは、あまり考えなくて好いかと思う。
生活リズムを整える段階にない時期には、それを思うだけでストレスになるから。
やがて、状態が好くなると、過眠傾向がなくなったり、昼夜逆転がなくなってきたりと、自然と次の段階、生活リズムを整える段階に進むことになる。
無理をして生活リズムを整えないこと
生活リズムを整える段階に入り、失敗しがちなのは、調子の好いときに「明日からちゃんとしよう!」と無理をして生活リズムを整えようとすることだ。
調子の良い時に思い付くことだから、しばらくは生活リズムを保てる。
しかし、意思の力で無理矢理整えているのだから、やがて歪みがやってきて生活はしばらくの間乱れてしまう。
何回繰り返したことか💦
そのときに「またダメだったか」と気分が重くなると、初めからやり直しになってしまい、いつまで経っても生活リズムは整わない。
生活リズムを整える時期は長期計画で!
生活リズムを整える段階に入ったと感じたら、1年など長期的な計画にすれば心理的なストレスが少なくなる。
長期計画で生活リズムを保てるようになったら、生活リズムが乱れる時期がやってきたとしても、落ち込んでストレスを感じる必要はなくなる。
最初は、簡単なことから。
ランニングを始めようと思ったら、取りあえず週3回はランニングウェアに着替えること。
それが出来るようになったら、週1回はベランダでも良いから外に出ること。
毎日努力するのが苦手でなかなかチャンスがこなかった頃、そんな自分を変えたくて毎日10秒全力で体を動かすってことを始めた。
30分走るとか腹筋300とかだと絶対やめちゃうから、なんでもいいから10秒鍛えるから始めた。
今では毎日3時間になった、始めてごらん。
10分できたが1年続いたら人生変わるよ。
少しずつでも進んでいることを感じるとやる気も出るし、もし失敗したとしても常に自分の心をモニターして、どこが悪かったか考え、反省を活かしてもう1段階上のレベルで生活リズムを整えることが出来るようになる。
やがて意思の力を必要とせずとも、無理なく自然体で盤石な生活リズムを保てるようになる。
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