陰性症状からの回復:ありのままの自分を受け入れよう!

ある種の諦念

誰しもが「回復したい!」という強い想いを心に秘めている。

しかし、僕が今これほどまで回復した過程を考えてみるとある種の諦めが、劇的な回復を生むのではないかということに気付いた。

一生寝て暮らそう・・・

僕は22歳で発症して40歳を過ぎるまでずっと過眠傾向で苦しんできた。

常に意識は睡眠に逃避したいと思っていて、眠ろうと思えば20時間でも眠ることが出来ていた。

あるとき、上手く行かない現実に疲れ、

hoshu
hoshu

もういいや、俺には無理だったんだ。一生寝て暮らそう・・・

というような、自暴自棄な意識になってしまった。

2週間程はほんとに何もせず眠るしか出来なかったが、驚くことにその時期が終わると活力が湧いてきて、今まであんなに辛かった陰性症状もあまり感じずに段々と活動出来るようになってきた。

僕のブログ「統合失調症は治る病気です。」には、その時期のことも詳細に書いてあって、

「頑張らないといけない」という自分には目からウロコでそのお陰で回復出来た!

hoshuさんのいうように「休むことも仕事」と思って休んだら、短期間でビックリするほどに回復した!

というような感謝のメールをたくさんいただいた。

僕にはもう無理だ・・・

43歳で3回目の入院をした後は、1年ほどかなり凹んでいた。

自分は能力があり、人には出来ないことが出来る!という根拠のない自信が完全に崩れ去った。

hoshu
hoshu

あぁ単なる妄想だったんだ。もう僕には無理。年齢的にも衰える一方で希望もない・・・

気分はこれほど落ち込むのかというほどに落ち込んだ。

しかし、それ以上に落ち込んだ経験があるので、しばらく何もしないでいると「面倒だと感じる気分」や「睡眠に逃避したい気分」がなくなってきた。

そして、今までには感じることがなかった穏やかな心境になって、次第に今まで感じていたストレスを感じることなしに楽に活動が出来るようになってきている。

ある種の理想的な心理状態なのかもしれないと感じる程だ。

心理的にありのままの自分を肯定する

向上心が邪魔をする

当事者は心の奥で強く望んでいる。

「今のままじゃだめだ!」

「向上しなきゃ!」

「追いつかなきゃ!」

「追い越さなきゃ!」

そういう気分は、ある視点から観ると「向上心」で回復の一助となると思われるかもしれない。

だが、それは実は同時に「今の自分を強烈に自己否定している」ことに他ならない。

無意識に今の自分を否定しているのだから、そのネガティブなエネルギーは心身を蝕んで、回復は遅々として進まなくなってしまうどころか、状況はますます悪くなってしまいがちだ。

何もしたくない気分

「何もしたくない気分」は「何かをしたい!」「何かをしなくちゃ!」というような気分の対極にある。

気合いや根性で乗り切ろうとしても、ストレスとなり状態は更に酷くなりやい。

「自分はありのままで完璧で何もする必要はない」という心境になれば、気が焦ることもなくなり、回復の過程に向かって行く。

諦めるは「明らめる」

諦めるの語源は「明らめる」だそうだ。

ある種の悟りに近いような印象。

回復を諦めるのではなく、回復するありのままの自分を肯定して信じて「明らめる」ことなんだろう。

心理的にありのままの自分を肯定する

回復の鍵の1つは「心理的にありのままの自分を肯定する」ということになるかと思う。

眠って過ごす自分も、仕事が出来ない自分も、希望の見えない自分も、どんな自分であっても、大切でこの世に1人しかいないかけがえのない聖なる存在として肯定し、心の奥から自分を受け入れ、愛すること❗

明石家さんま
明石家さんま

生きてるだけで丸儲け。

人は裸で生まれてきた。死ぬときにパンツ1枚穿いていたら勝ちや!

ある家族の方は辛い思いをしている子どもにこう言った。

あなたが食べてうんこして寝るだけでも、お母さんは幸せだよ。

ポジティブな態度からは、やはり結果はポジティブなものが生まれる。

逆説的で皮肉だが、完全に諦め「明らめ」たら欲しいものはすんなりと手に入るみたいだ(笑)

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