
僕は閉鎖病棟に3回入院した経験がある。
初回の入院では3週間保護室に入っていたが、

キミは手帳を取得することは考えていない。
といわれたから申請をしなかった。
2回目の入院は調整入院のようなものだったから、手帳のことは全く考えなかった。
しかし、3回目の入院で3週間保護室に入れられ、身体拘束も経験した。
退院してLineグループにも復帰して色々と情報が入って来た。
オフ会で障害者手帳を持っている人一緒に遊びに行くと、美術館が無料になったり、水族館が半額で入れたりして、手帳なしでは6,000円ぐらい掛かるところが、1,000円で遊ぶことが出来た。
調べてみると、飛行機の料金が手帳を持っていると半額になることもあったりとメリットが大きいと感じたので、主治医に相談してみた。

障害者手帳の申請をしようかと思っているのですが。

それもいいかもね。でも取れても3級だよ。
外見からは障害者に見えないから。
そう主治医は言っていたが、障害基礎年金を申請するときに、書類に「一般的な就労は不能」というようなことを書いてあったので、障害基礎年金2級の受給が決まった。
自治体に依るけど鹿児島県は、障害基礎年金の受給証があると同等の精神障害者福祉手帳が取得出来るから、とてもスムーズに2級の精神障害者福祉手帳の取得が出来た。
それほど深刻に考える必要はない
障害者手帳を申請し、取得することに抵抗がある人もいるかもしれない。
ある進行性の難病で身体の手帳の対象となった方は、

障害者になっちゃうからとりたくない。
病気に負けてそのままダメになって行く気がして怖い
と言って、手帳を取っていないそうだ。
しかし、役場で申請するとき

軽く考えてくださいね。映画が安く見れるとか そういう感じで気軽に。使わなくてもいいし、いやなら返還してもいいわけですからね
とアドバイスされた方もいる。
LINEグループでも障害者手帳を取得して普通に働いている人も多いし、最初は抵抗あっても気にならなくなったという方もいるし、それほど重たく考える必要はないと思う。

健常の子と映画に行くときに使っているようです。
手帳を持っている本人と付き添い1人までが、千円で見れるのです。
お友達とそんな風に使うってことは抵抗はなく便利だしお得なら使おうっていううふうに気持ちが軽く切り替わったみたいです。
デメリットとメリット
デメリット
デメリットとして「自分は障害者なんだ・・・」という感覚ぐらいなのではないかと思う。
自分はメリットの方が大きいと思っていたので、取得するのにためらいはあまりなかった。
手帳は一度とったけど「やっぱイヤだ」となれば使わなければいいし、更新の期限が定期的に来るので、回復したと思えば更新しなければいい。
メリット
精神障害者保健福祉手帳の申請は、市町村の窓口で行い、都道府県知事(指定都市にあってはその市長)の認定に基づいて交付される。
各自治体により対象者、サービス内容は異なる場合があるので、市町村の福祉担当窓口に問い合わせてみよう。
① 心身障害者扶養共済
② 国税、地方税の諸控除及び減免税
③ 公営住宅の優先入居
④ NHK受信料の免除
⑤ 生活保護の障害者加算
⑥ 生活福祉資金の貸付
⑦ NTTの無料番号案内
⑧ 携帯電話使用料の割引
・僕はdocomoのハーティ割引を使っているが、相当に安くなって助かっている。
⑨ 公共施設の利用料割引
・映画館・美術館・公立公園の入場料・カラオケなど。本人だけでなく付き添いの方にも適用されることもあるからお得🎵
ディズニーには、ゲストアシスタントサポートという障がい者のためのサポートが受けられるみたいです。事前に要申し込み。
待ち時間の間 列にずっといなくてもいいっていうサービスのようです。
待たなくていいっていう意味じゃなくて、その間 列から離れて 適当な時間に戻って来て すぐ入れる っていうサービス。
あとは 近くのスタッフ に言えば すぐに救護室に連れて行ってくれたりもするらしい。
⑪ 公共交通機関
・自治体によっては、バスやタクシーの割引がある。
・飛行機の割引や優先搭乗:年末年始の繁忙期でも割安な価格で飛行機のチケットを取れるのは嬉しい😀
・JR:2025年4月1日から精神疾患に対しても割引が始まるそうだ。

⑫ 身分証明書として使える
・手帳は写真を付ければ身分証明書としても使える。銀行の口座などもそれで創れる。
⑬ 入院費の助成は手帳があった方が有利。
自治体によって違うが、保健所・保健センター・役所の障害福祉課に問い合わせると好い。(自立支援とは別制度)
障害者手帳と仕事
障害者手帳は取得出来るなら取得しても損はしない。
手帳を取得していると、いざとなったら障害者雇用も視野に入ってくる。
A型やB型の作業所に入る場合は手帳が必要となる。
基本的に障害者雇用では給料は安くなる。
しかし、残業はないし通院や不調の時の欠勤が自由にできるという利点はある。
無理すると病状が悪化して続かない場合が多くなるので、そうすると長く仕事を続けられるようになるかと思う。
障害者手帳とハローワーク
手帳があると面接の練習やら履歴書の書き方とか丁寧な指導もハローワークでしてもらえる場合もある。
ただし、ハローワークで一回手帳出すと、障害者枠しか紹介してくれなくなるとか。
やっぱ 一般枠にしますって言っても一回提示しちゃうとそれはできませんって紹介を拒否されちゃうとかいう話もあるので、そこはきちんと確認しよう。
障害者手帳を申請するまで
使うかどうかはさておき、とるだけとっておくという選択肢もあるかと思う。
というのは手帳が下りるまで結構時間がかかるから。
申請のためには診断書が必要で、診断書をすぐ書いてくれる病院なら問題ないが、何週間かかかるならその期間がまず必要。
診断書は 手帳申請用の書式のものに書いてもらわなければならない。
病院で用意してある場合もあるが、そうでない場合は役場の障害福祉の窓口で貰う必要がある。
それから診断書と申請書を出して、手帳に該当するか否か 該当するなら何級かという審査が 各都道府県の機関でされて2・3ヶ月ほどかかる。
障害年金の受給書
障害者基礎年金を受給していると、その受給書を役場に提出すると、それで年金の等級と同等の精神障害者保健福祉手帳が取得出来る。
障害者手帳を申請するためのお金
申請するのにかかる費用は診断書代くらい。
そのお金も手続きすれば自治体によっては返ってくる。
写真はあってもなくても可。
しかし写真があると正式な身分証明書にもなる。
障害者手帳の更新
障害者手帳を申請した後 2年に一回更新がありり、そのたびに診断書が必要。
等級の変更がなければ、更新は役場の窓口のその場で診断書と書類確認して、有効期限を2年先に書き直しておしまい。
障害者手帳と自立支援医療の更新時期を合わせると楽
自立支援制度も利用しているならば、それと時期を合わせるというやり方だと、手帳を取得した後の更新の手続きが 自立支援の更新と一緒にできるので楽チン。
自立支援は毎年更新で、隔年で診断書が必要。
自立支援で診断書を提出するタイミングと、手帳を取得もしくは更新するタイミングを合わせれば診断書も1つで済む。
自立支援更新したばかりなのに、わさわざもう一回更新して手帳と揃えた方もいる。
精神障害者保健福祉手帳についてのQ&A

精神障害者保健福祉手帳1級って、どんなレベルですか?
という質問がLineグループであった。
今までLineグループで出たのは、1級はトイレの介助も必要なレベルと聞いたことがあったが、医師の診断書次第で1級になることもあるようだ。
あくまでも、ある個人と医師との間と、地域別のくくりでの診断だったので、全国一律になった今は事情も違うかも知れないが、回答を頂いた。

我が子は、現在障害年金連続一級ですが、社会生活が継続できない事以外は、一人でできます。トイレやお風呂はもちろん、外食も食事も一人で出来ます。
これは、医師の診断書の裁量によるもので、去年の今頃に入院した時の、最悪な状態、それこそ一級並だったゴロの事をメインに、チェック項目をつけて下さる事と、内容に、症状は軽快する時期もあるが、社会生活が落ち着いてできるには難しい、再発性がある、などと添えて下さっているので、今は一見は2級レベルですが、継続して一級になっています。
障害年金は、本人は社会生活が送れるかどうか、家族がどれくらい手間をかけているか、自立性がどれくらいあるか総合して判断されるものなので、症状とか、出来る、出来ないだけで判断されるものでは本来は無いのです、
一年を通して家族がケアが常にいるなら、何でも出来ても一級とみなされるし、たとえば他人の介助や支援を受けながらでも、自活できる方は2級からとなると思います。
その辺りが医師との蜜な連絡や報告、ありのままの困っている事、経済的な事も含めて医師が判断して、おそらく○級が必要かなと考えて、その級になるように、出来るのに、出来ないに沢山○をつけて下さいます
ちなみに一律になってから更新しましたが、今は普通に普段の事は出来ますし、外出も出来ますか、一級が2年で更新が来ました。
診断書を読むと、「自分の事は出来ることは出来る時期もあるが、母が居ないと何かの判断が出来ない、決められない、フラッシュバックがあり、社会生活は困難と思われる」みたいに書いてありました。
コメントはこちら