
バルビツール酸系睡眠薬は、1950年代から使われるようになった睡眠薬で、もっとも古い睡眠薬。
眠らせる力が非常に強い事が特徴で、手術時の麻酔として使われることもあったほど。
しかし、効果が強すぎるという事は身体への負担も大きいという事。
バルビツール酸系は副作用にも注意が必要な睡眠薬になる。
頻度は多くはないものの、
- 呼吸抑制(=睡眠中に呼吸が浅くなってしまう、止まってしまう)
- 重篤な不整脈
といった命にかかわるような重篤な副作用が生じる可能性もある。
また
- 耐性
- 依存性
も強く、長期・大量に服用を続けていると、すぐに薬の効きが悪くなったり、お薬を手放せなくなってしまうというリスクもある。
【耐性】
その物質の摂取を続けていると、次第に身体が慣れてきてしまい、効きが悪くなってくる事。
【依存性】
その物質の摂取を続けていると、次第にその物質なしではいられなくなってしまう事。その物質がないと落ち着かなくなったりイライラしたり、発汗やふるえなどの離脱症状が出現するようになる。
簡単に言えばバルビツール酸系は「よく効くけどリスクも大きいお薬」だ。
現在では不眠症にバルビツール酸系が使われることはほとんどない。
日本睡眠学会のガイドラインをみてもバルビツール酸系について記載はなく、処方は全く推奨されていない。
臨床現場でも、どうしても眠れない難治性の不眠に限って使用されることもあるが、極力処方すべきではないという位置づけの薬になる。
具体的なバルビツール酸系睡眠薬としては、
- ベゲタミン
- ラボナ(一般名:ペントバルビタールカルシウム)
- イソミタール(一般名:アモバルビタール)
などがある。
なおベゲタミンは、その危険性から平成28年で販売終了となった。
今後、他のバルビツール酸系もベゲタミンと同じく販売中止となっていくと考えられている。
実際に、バルビツール酸系の睡眠薬を使っていた人は、相当によく眠れたという感想もある。
しかし、最近は処方してもらえなくなったそうだ。

最強の眠剤でイソブロ(睡眠薬イソミタールとブロバリンの混合粉末)ってのがあって主治医に前出してくださいゆうたのですが、このクスリばかりは、OD(オーバードーズ)すると死んじゃうらしく、30日分飲むと脳の機能が停止して心臓も止まって、本当に死んじゃうクスリらしく、処方してもらえませんでしたorz
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