何か予定があると、他のことが手に着かなくなることがある。
まだまだ時間があるのに、その時のことばかり考えてストレスとなってしまい、あまりにも酷いと理由を付けてドタキャンしたりするはめにもなるだろう。
夜になると「後、○時間したら仕事か・・・」と憂鬱になる人もいらっしゃるかもしれない。
予定があるのはストレス
例えば、中国人は予定があるのがストレスだという。
知り合いの中国人は「日本に来ると2週間先の予定が決まっているのが辛い」と言っていた。
北京で4年間生活したことがあるのだけど、中国の書店には日本にある「予定帳」のようなものはなく、説明したら業務日誌みたいな馬鹿でかいものを出された記憶がある。
現地では電話して「今日今からどう?」という感じが多かった。
基本的に人間は予定があるのがストレスなのだろう。
予定をストレスに感じる理由
心身の疲労
予定を必要以上にストレスに感じる時は、もしかしたら単に心身共に疲労しているだけかもしれない。
そういうときには、ゆっくりと脳と身体を休めて、回復する時間を積極的に設ける方が好いだろう。
肉体的な疲労がなくなって、気分もスッキリすると、予定があっても大丈夫なことも多くなる。
こころのゆとりのなさ
次に考えられるのは、心のゆとりが失われているからだ。
そういうときに何か予定があると、「こんなことしている場合じゃないのに!」と心が焦ってしまっていることが多い。
そういうときには、「予定が終わって時間が出来てからこなせばいいや」と楽に考えると、焦りがなくなり、そのスペースにゆとりが生まれ、予定をあまりストレスと感じなくなる。
そのときに考えれば良い
直前まで考えないようにするのも精神的に安定するための技術だ。
「○時から考えれば大丈夫なので、○時になったら考えよう!」と意識するとストレスを感じる時間が少なくて済む。
敬愛するアインシュタインの名言がある。

なんで未来のことを不安に思うのです?
そのときなんてすぐ来るからそのときに考えれば好いじゃないですか。
ただ、この格言は時と場合に依る。
僕が入院中に不安感MAXだったときに、

今母が亡くなったらどうしよう・・・
と、先生に伝えると、笑いながら

お母さんまだ若いでしょ。そんなすぐに亡くなるわけないよ。
心配しなくてもそのときは、まだまだずっと先だよ。
と、アドバイスをくれて、「ああ、そうだな」と納得したことがある。
アインシュタインの言葉とは対極にあるが、どちらの考え方も柔軟に出来るようになると人生を楽にストレスなく生きる智慧となるのだな。