統合失調症になると生活リズムが乱れがちになることも多い。
陰性症状が酷くて、睡眠に逃避するしかない時期もあるし、昼夜逆転してしまう時期もある。

人に迷惑を掛けなければ、昼夜逆転でも好いんじゃないかな?
心身の求めるリズムで生活する方が予後が良いよ。
と、主治医から言われたことがある。

やがて脳が充分に回復すると、過眠傾向もなくなり、昼夜逆転するよりも日中起きている方が楽になってくる。
そうなると自然と「次は生活リズムを整える時期かな」というのが分かる。
高いレベルで自己管理出来るようになる
陰性症状の時期には生活リズムのことを考える余裕がないから、生活リズムが整うまではけっこうな時間が掛かりがちだ。
ちょっとした刺激に敏感でストレスになり生活リズムが乱れる。
しかし、普通の人では問題にならない課題も解決出来るということだから、やがては心身に負担の掛からない自然体な心で理想的な生活リズム整えられる可能性があるということだ。
しかも不規則な生活も知っているということだから、生活リズムに関する洞察は誰よりも深くなる。
高いレベルで生活リズムを整えることが出来ると、肉体的にも楽で、飛躍的に回復する時期がやってくることになるから楽しみに (*^-^*)

まずは、気分の良い時間を増やすこと
生活リズムを整えようと思い失敗しがちなのは、1日のスケジュールを決めて、それを達成しようと無理を重ねてしまうことだ。
スケジュールを決める段階は気分の良いことが多いから、低調な時期や時間を考えずに予定を組んでしまいがちだ。
数日や数週間ならそれでも乗り越えられるが、小さなストレスが重なり、やがて低調な時期に舞い戻ってしまう (^_^;
最初の頃のスケジュールは「必要最低限」のこと!
最初の頃は、スケジュールは大雑把で「最低限することだけが出来ればいい」というように緩い目標を設定することだ。
その時期の1番の目標は「気分の良い時間を増やす」ことだ。
気分が良くなると、散歩したいなとか、勉強したいなとか、お風呂入りたいなとか、仕事したいな、掃除したいな、など意欲が自然と湧いてきて、普段面倒だったことがストレス無しに自然と達成出来る。
その感覚を掴んで、気分が重くなったときには、それ以上は進まずに、休憩したり、気分が回復するように努めればいい。
そうすることで好調に留まれる時間も長くなるし、もし低調になったとしても、短時間で好調の波に戻れるようになるから!