
陽性症状の後は、本当に酷い陰性症状で何も出来なくて、眠ることしか出来なかった。
入浴も1週間に1度とかになっていた。
それが次第に回復すると、最低限のことはしようと鉛のように重たい身体を無理矢理動かして毎日入浴していた。
当時は毎日入るのが常識で当たり前だと思っていたから。
今考えるともの凄いストレスを抱えながら、ただ義務感で入浴していたように思う。
辛いときには無理して入浴しなくても大丈夫
統合失調症になると入浴が辛くなり、何日もお風呂に入らないこともある。
普通の人はほとんどストレスを感じないことでも、統合失調症で過敏すぎるほどに繊細な僕らはちょっとしたことが大きなストレスとなり苦痛を感じる。
病状が重く入浴するのが難しければ、その時期は無理せず、人に会う前やお出かけする前など最低限で構わないと思う。
やがて心理的にも安定し生活リズムも整ってくると、自然と毎日お風呂に入れるようになるから!
北京での経験で心は軽くなった
北京で4年間生活したが、向こうの人は基本的に入浴しない。
砂漠気候で常に水不足で入浴するほどの水を確保できなかった歴史的背景や、乾燥した気候だからお風呂に入らなくても匂いがほとんどしない。
夏場に2週間ほど同じTシャツで働いていた人も観たことがある。
そういう文化に触れて、「毎日入浴しないといけない」というのは日本人的な常識なだけで、それが正解ではないと気付いた。
日本に帰ってきてからは、調子の悪いときには無理して入浴しないようになった。
その心理的なゆとりが、回復を早めた一因かもしれない。
入浴出来ないと、罪悪感のようなものを感じるかもしれないが、入浴したくないと言う気分は「今はゆっくり休んで」という心身のメッセージと捉えよう。
自然と入浴したくなるのを待つ
きっと日本人のDNAは毎日入浴したくなるように出来ている。
入浴することがキツいときには、無理して入らず、人と会う前など最低限にして、その他は「入りたくなったら入る」というスタンスでいると、気分が楽になる。
「入らなきゃ!」という義務感のようなものを感じながら入浴していると、そのストレスで状態は悪くなりかねない。
入浴することで気分転換
僕の生活は、朝起きて夜寝るまで、ウダウダと考えながらパソコンの前に座っていることが多かった。
過ぎたるは及ばざるが如しで、非常に効率が悪い。
ボディービルダーの世界では以前は1日8時間程トレーニングをするような人が世界チャンピオンになっていたというが、近年は1日2時間程度の集中したトレーニングで、残りの時間は身体の休息に当てることで効率良く身体を作り、そういう人が世界チャンピオンなるようになってきたという。
同じことをし続けるよりも、ちょっと目先を変えて、気分転換のつもりで入浴すると身体もさっぱりして、頭の疲れも取れて、効率が良くなる。
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