体操の内村航平選手。
引退のときの記者会見で、語っていた。

2011年世界選手権は「ZONE」を感じて、朝は何をやってもうまくいくという感覚で目覚めた。
リオデジャネイロ五輪個人総合の鉄棒は、オレグ(ベルニャエフ)選手と会場を支配できた雰囲気を感じられた。
スポーツ選手やアーティストが、そのZONEに入ることがあるのは知られている。
でも、僕は入ろうと思えばその感覚に案外簡単に入れるのだよね。
北京での映画撮影
1番最初にZONEを感じたのは、北京・天安門前での映画の撮影。
蒋介石夫人の宋美齢が天安門に訪れたという、政治的には絶対に許されないであろうシーンだ。
天安門をすべて支配しているような感覚になった。
人形を天安門の正面に運ぶと警備員がやって来て、

何をやっているんだ❗
これは誰だ❗
と、もの凄い剣幕で怒られた。
わざと、たどたどしい中国語で、説明した。

「お母さんのお母さんです。」
その直前に撮影の準備中に、売り子から「毛沢東語録」を売りつけられていたから、

あぁ、亡き祖母が天安門に来たいという願いを持って亡くなったのだな。
と、勘違いしてくれたのか、

正面はヤバいからちょっと他の場所から撮って。
と、言われ、場所を移した。
そこでももちろん警備員に止められたのだけど、色々と説明したら、映像にもあるように観ていないフリをしてくれた。
このときの気分の高揚感は例えようがない。
撮影が無事に終了すると、天安門を支配しているような感覚が急に無くなって、他の警備員が目の色を変えてやって来て、天安門前から追い出された(笑)
この映像を撮れたのは地球上で自分しかいないんじゃないかって思ってる。
結婚式のビデオ
2度目は結婚式のビデオ撮影。
神父さんの前で結婚の誓いをするシーンを撮ってくれと頼まれた。
打ち合わせもほとんどなく、式の流れも分からない、1発取り。
2台のカメラを回して、撮影した。
編集しているときに、どれだけの奇跡が起こったら、これだけ理想的な映像が撮れるのだろう❓と不思議に思った。
その後の披露宴も撮影を頼まれていたのだけど、こちらは場を支配しているような感覚はなくなって、ボロボロ💦
ZONEには案外簡単に入れる
以前は、そういうZONEにいつでもはいれるぐらいの力で仕事をしていた時期もある。
神さまが自分に乗り移って、ボーッとしているだけで、最高の作品が出来上がるのを観ているような感覚。
ただ、ZONEは陽性症状にかなり近い。
無理をしすぎて入院してしまって、それからは陽性症状に近い超越した状態で仕事をするのを辞めた。
能力の最低値を高める
ZONEに入るのは、ドーピングみたいで、メンタル的にはかなりヤバい。
筋トレしていると潜在能力の100%に近い筋力を常に出せるようになるという。
いきなりZONEを求めるのではなくて、能力の最低値を段々上げていくことが近道なのかもね。


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