
毎日を生きるって結構大変だ。
統合失調症から回復して徐々に動けるようになると、様々な課題が押し寄せてくる。
料亭のように、1つの食事が終わるタイミングで次の料理が出てくるような印象。
陰性症状が酷いときには、周りからは

何もしないで眠っていて、自分の好きなことだけしている。
怠けてるんでしょ。
と、思われがちだ。
でも、外から観るのと実際に僕らが感じている感覚とは全く違う。
睡眠に逃避しないとやっていけないし、統合失調症の回復期ではすべきことよりもまず、自分がしたいことから出来るようになっていく。
この時期は自分でも「何とかしなくちゃ!」と病的な焦りがあるから、精神は全く休まっていない。
しかし、経験を重ねて、睡眠に逃避する時期、何もしないでボーッとしている時期を「必要な時間」だと「焦り」なく乗り越えられるようになると、回復は早いし、予後も好いみたいだ。
人生では案外とのんびり出来る時間って少ない。
統合失調症で周りのサポートがあるのならば、神さまがくれたロングバケーションと考えてのんびりするのも好いのかもしれない。